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フレデリック・バックの初期短編5作品特別上映会決定!

通常のプログラムに加えて、短編5作品を一挙上映いたします。

8月6日(土)、8月13日(土)、各日19:30の回をご覧になるお客様が、引き続きご参加いただけます。

お問合せ: 神保町シアター(03-5281-5132)

【8月6日・13日 19:30~の回 上映作品一覧】
  • 『木を植えた男』(1987年 / 30分)
  • 『大いなる河の流れ』(1993年 / 24分)
  • 『クラック!』(1981年 / 15分)
  • 『トゥ・リアン』(1978年 / 11分)
  • 『アブラカダブラ』(1970年 / 約9分)
  • 『神様イノンと火の物語』(1972年 / 約10分)※デジタル上映
  • 『鳥の誕生』(1972年 / 約10分)
  • 『イリュージョン?』(1975年 / 約12分)
  • 『タラタタ』(1977年 / 約8分)
  • ※記載のないものは、35mmフィルム上映
映画『アブラカダブラ』 (Abracadabra)
アブラカダブラ魔法使いに奪われた太陽を探しに旅に出た少女が、旅先で出会ったさまざまな人種の子どもたちとともに太陽を取り戻そうとする。テレビ番組で活躍していたフレデリック・バックが、初めて35ミリ・フィルムで本格的に取り組んだアニメーション。ユベール・ティソンが発案した青少年向けアニメーションの国際交流企画のために制作した。(1970年 / 9分)
映画『神様イノンと火の物語』 (Inon ou la Conquête du Feu)
神様イノンと火の物語人間がまだ火を使っていなかった時代。人間も動物も冬の寒さに耐えるしかなかった。そんな中、クマが見た夢のお告げにより、火の神・イノンから火を手に入れるため、タカ、ビーバー、オオカミが夕日の沈む山に向けて出発する。北米先住民族のアルゴンキン族に伝わる民話を題材に、フェルトペンで描いた切り紙やセルを用いて制作した。(1972年 / 10分)
映画『鳥の誕生』 (La Création des Oiseaux)
鳥の誕生カナダ東南部の先住民族、ミックマック族の民話を題材に、自然とともに暮らす人々の生活や、四季の移り変わりを描いた。フェルトペンで描いた切り紙によるアニメーションだが、さまざまな色のインド絹紙を用いたり、絵のパーツを糸で引っ張って動かすといったテレビ番組制作での技術を応用している。(1972年 / 10分)
映画『イリュージョン?』 (Illusion?)
イリュージョン?田舎で暮らす子どもたちの前に現れた魔法使いが、自然のものを次々と工業製品に変える。魔法はどんどんエスカレートし、子どもたちも不安な表情になっていく...。キャラクターはセルに油性フェルトペン、背景は色の着いた紙にパステルや色鉛筆などで描かれた。また、音楽を初めてノルマン・ロジェが担当し、以後彼はバック作品に欠かせない存在となる。(1975年 / 12分)
映画『タラタタ』(Taratata)
タラタタ田舎で暮らす子どもたちの前に現れた魔法使いが、自然のものを次々と工業製品に変える。魔法はどんどんエスカレートし、子どもたちも不安な表情になっていく...。キャラクターはセルに油性フェルトペン、背景は色の着いた紙にパステルや色鉛筆などで描かれた。また、音楽を初めてノルマン・ロジェが担当し、以後彼はバック作品に欠かせない存在となる。(1975年 / 12分)