1999年07月


07月01日(木)
午後から建設会議。問題はいろいろな場所の柱の位置だったが、何とかケリがつきそう。平面計画がかたまりつつある。


07月02日(金)
今日から篠原さんがヨーロッパ旅行。庭の水やりやキッチンの片づけなどの当番表が作られ、各自の係を確認する。ちなみに私は、朝の灰皿洗いとコーヒー、ウーロン茶作り。

午後からジブリの高橋さん、川端さんとスケジュール等について打ち合わせ。

○○に使用するイメージボードを倉庫から運び出すと同時に、次に整理する背景を倉庫へと運ぶ。しかし、背景の数は本当に少ない……


07月05日(月)
お昼から、吾朗さん、安西さん、北嶋さんはイマジカに映写機について話を聞きに行く。

19時から建設会議。美術館の防火設備について監督を含めての打ち合わせを行う。ありとあらゆる規制に縛られ、当初考えていた案のいくつかを考え直さなくてはならなくなる。特に、1階展示室に入る前室部分は難題。


07月06日(火)
北嶋さんは朝から現場直行。

午後から建設会議とカフェ打ち合わせ。


07月09日(金)
午後から地下1階展示室の展示打ち合わせ。2時間ほどで終わるとの話だったが、延々6時間にわたる話合いになる。


07月13日(火)
北嶋さんは朝から現場へ直行。測量を行う。


07月14日(水)
映写室の打ち合わせ。


07月15日(木)
建築打ち合わせ。


07月16日(金)
お互いの状況を確認しあうために、各部署の進行状況を報告しあう。


07月17日(土)
美術館模型完成。細かい作業にみんなびっくり。この模型は来週行われる記者発表の時にお披露目される。

来週から、日本橋高島屋で開催される原画展で、アンケートを取るため、その準備を行う。

午後からオペレーション打ち合わせ。

○○○○BOXについて撮影部の奥井さんから話を聞こうとしたが、奥井さんの打ち合わせが長引き、後日改めてということになる。参考として安西さんが「魔女の宅急便」のイメージボードから、○○○○BOXのミニチュアを作ってみた。監督も加わり、試行錯誤。


07月19日(月)
徳間書店、会議室にて「ジブリの森の美術館(仮)」の記者会見が行われる。日本テレビからの出資が決まり、氏家社長も記者会見に登場。徳間社長、ムゼオの宮崎吾朗社長とがっちり握手。


07月21日(水)
午後、アンケートの打ち合わせのため日本橋高島屋へ。明日からの原画展の会場作りが進められ、慌ただしい雰囲気。アンケート置き場の場所を確認しつつ、会場を一回り。


07月22日(木)
日本橋高島屋原画展初日。アンケート回収のため、安西さんと二人朝から会場へ向かう。積極的に声をかけていかないとアンケートを書いてもらうのは難しいだろう、ということで、出口付近にてスタンバイ。会場から出てきたお客様に声をかけるが、思ったより皆さん協力的で、かなりの数が一日で回収できてしまった。途中から、助っ人として西方さんを呼び出し、一日中「アンケートにご協力お願いします。」と声をかけまくる。

三鷹市との打ち合わせ。

建築打ち合わせ。

岡本さんは、カフェの下見に街へくり出す。


07月23日(金)
朝から、吾朗さん、安西さん、北嶋さんは長野に出張。


07年24日(土)
本来なら会社の公休日なのだが、来週二馬力で行われる美術館説明会の準備のため出社。壁一面に宮崎監督が描いたイメージボードを貼ろうということになったのだが、パソコンの調子が悪く、なかなかプリントアウト作業が進まない。この分だと明日の日曜日も出てこなくてはいけない……


07月26日(月)
日曜日に休日出勤し、イメージボードのプリントアウトを全部終わらせる。貼り付け作業は明日。

3000枚用意していたアンケート用紙が無くなってしまったと連絡が入る。思った以上にアンケートの回収率が良い。ご協力ありがとうございました。

記者会見打ち合わせ。


07月27日(火)
トトロのぬいぐるみを作っているサン・アローが箱根に新しく作った「テディ・ベア・ミュージアム」のオープニングセレモニーに北嶋さんと商品部の井筒さんと3人で出席。関係各社以外にも友の会会員が参加して、総勢700名の大がかりなセレモニーだった。

セレモニーが思ったより早く終わったので会社に戻る。絵の貼り付け作業真っ最中のところに帰ったのだが、まだ足りない絵があったので、またまたプリントアウト。その他、イメージボードやセル画も飾ろうということになり、明日の朝一番で倉庫からセル画等を持ってくることになる。


07月28日(水)
午前中、倉庫からセル画とイメージボードを運んでくる。額装済みの絵を展示するだけとはいえ、当日の作業なので結構慌ただしい。

午後1時より記者発表。プレス関係社を集め、宮崎監督自ら美術館のコンセプトや展示について話す。その後、質疑応答があったが特にこれと言った質問も出ず。確かに1時間以上にわたって、監督があれだけ話せば聞くこともなくなってしまうだろう。今回、記者会見で現在決まっていることをほとんど発表したため、このホームページ上の伏せ字の数も減るはず。書けないことばかりで、日誌を書くのも辛かった。


07月29日(木)
全員集まってのブレーンストーミングを行う。スタッフが持っている美術館に対してのイメージを言い合い、それを元に美術館のマニュアル等を作成することになる。美術館で働く人を何と呼ぶか、スタッフか、従業員か。美術館を訪れる人たちは? 細かいことを言えばきりがないが、呼び方一つでもその館のあり方が反映されるという。


07月30日(金)
13時30分より、説明会第2弾。今日はプレス関係ではなく、三鷹市市議会の特別委員会の方たちへの説明会。