2005年08月


08月01日(月)
最近地震が多い。館内でも不意に起きる地震に対して、備えを強化している。そんな中、北嶋さんと大口さんは、備蓄のチョコレートを眺めながら「地震が来ずに、いつか食べられる日が来るといいなぁ」と思ったそうだ。


08月02日(火)
とある場所に念願のクーラーが設置され、スタッフ一同喜んだ。


08月03日(水)
白髪のご婦人が屋上で「暑いですねぇ」と声をかけてくれた。
聞くところによると自宅のベランダに植物をおいて、涼をとりたいと思っているとのこと。美術館の屋上にもたくさんの木が植えてあるのに、こんなに暑いとは、と少々不安そうにしていたとのこと。


08月04日(木)
建物の周りに今年もセミの抜け殻がたくさん落ちている。
滝口さんは、時折、館内の曇りガラスの向こうから、子どもたちに向けて抜け殻を動かして、子どもたちを驚かせているそうだが、ある日、「それ、ダンゴ虫?」と聞かれてしまったそうだ。


08月05日(金)
今年も、三鷹の阿波踊りにむけてハードな練習が続いている。
昨年まで太鼓隊で活躍していた松下君は、「記録に残さねば」という使命に駆られ、撮影&編集係に立候補。自宅のパソコンと編集ソフトをリニューアルして今年の阿波踊りに臨む構えとのこと。


08月08日(月)
閉館間際のネコバスルームでは、ネコバスの窓枠にクロスケを詰め込むという遊びが流行っていた。どんどんクロスケを重ねていくうちに、窓の部分全体がクロスケで埋まってしまい、子どもたちは大喜びの様子だった。そばで見ていた滝口さんによると、「子ども同士が、ここで、友達になって力を合わせてやっている姿がとても微笑ましかった」とのこと。


08月09日(火)
ピアノと唄によるコンサートが開催された。
夏の晴れた日に美しく流れるピアノの音と歌声に、聴衆は感動、感動、感動。
携わったスタッフ一同も、とてもすがすがしい顔で帰途についた。


08月10日(水)
いつも上っ張り姿で働いている石光さんだが、今日は、他のエリアのヘルプをするとあって青シャツ姿で事務所に登場。多くの人は、初めて石光さんの青シャツ姿をみたのだが、「スッキリして見えるよ」となかなかの評判。しかし、当の本人からは、一言も返事がなかった。


08月11日(木)
オリジナルピンバッヂの新柄8種が発売になった。
紋章、建物の外観、フレスコ画の太陽など、美術館のどこかをモチーフにして作られている。
企画した小葉松さんも無事に発売日を迎えてほっとしている様子だった。


08月12日(金)
「ロボット兵にやっと会えたー!」と大感動をしていた20代女性の2人組み。嬉しさのあまりロボット兵をパンパンと叩いていたら、その音を聞いて子どもたちもパンパンとたたき始めて、「すべり台と同じ音がするねー」と楽しんでいた。


08月14日(日)
お盆ということもあり、遠方からの家族連れが多い。中には親子三代というグループも。トライホークスでは、お盆のお小遣いで本を買っている子どもたちが多く見られた。


08月15日(月)
「映画の生まれる場所(ところ)」の『火垂るの墓』のイメージボードを見て、「今日は終戦記念日だね」と話している家族がいた。


08月16日(火)
お昼ごろ地震が発生。長い揺れが続いたが、比較的混乱も起きずスタッフ一同ほっとした。さらにお昼過ぎには、突然の集中豪雨で対応に追われたが、10分ほどで弱まり、大事には至らなかった。


08月17日(水)
土星座で、前説のときにスクリーンに影を作る遊びが流行ってしまった。ハトを作る人がいたかと思うとそれにつられて作り出す人たちが現われ、海外からのお客様も楽しそうに笑っていた。


08月18日(木)
「映画の生まれる場所(ところ)」の宝箱を開けた海外からのお客様が、二宮さんに「How much?」とカオナシのお面を指さして聞いていた。


08月19日(金)
トライホークスで『西の魔女が死んだ』と『ハウルの動く城』の原作本を購入した小学生の女の子は、「2冊読んでどちらかで感想文を書きます」とのこと。

おそらく土星座で『めいとこねこバス』を見てきたばかりの男の子が、ネコバスルームで、持っていた黒糖キャラメルの包み紙をむいてネコバスにあげようとしていた。
スタッフがあわてて「ネコバスは今、おなかがいっぱいみたいだよ」とアドバイスすると残念そうにポケットにしまっていた。


08月22日(月)
「動き始めの部屋」のミニシアターの前で、妊婦さんと旦那さんとお子さんが手招きをしていた。小見さんが近づくと、「おなかの赤ちゃんがいつもより激しく動いています。この映画が好きなんですかねー」とのこと。触らせていただくと、ドンドンとおなかを蹴っているのが分かったそうだ。


08月23日(火)
一階常設展示室の通称「少女の部屋」に敷いていたキリムを高圧洗浄機で洗うことに。生江さんと滝口さんは数日前からこの日を楽しみにしており、早速裸足になって洗濯を開始した。もともと野生的(!?)な二人が水をかけながら足で踏んでダイナミックに洗っていくと、キリムはみるみるきれいになったそうだ。


08月24日(水)
名古屋から78歳のおじいさんが4度目のご来場。今回は、名古屋のご友人を「ひっぱって」来てくださったとのこと。「パノラマBOXや一階の展示が変わった気もするけど、ボケた気もするし…実際は?」との質問や、「生きている限り毎年遊びに来るよ」と言ってくださったり、応対した伊神さんはとても嬉しい気持ちに。ちなみに、おじいさんの言うとおり、展示は細かいところが少しずつ変化しています。


08月25日(木)
台風の影響で木が倒れてしまった道路もあったが、大事には至らなかった。


08月26日(金)
「動きはじめの部屋」に新たなパノラマBOXが設置された。タイトルは「鏡の国」。
「カエルは10匹?」に続く宮崎館主自身による2作目だ。

3人組のやんちゃな男の子が屋上にやってきて、晴天で熱くなっていたロボット兵を触って、「きっとさっきまで動いていたんだ!」と興奮していた。


08月29日(月)
『コロの大さんぽ』のパンフレット見本のサワ子をみて、「これ、めいちゃんがおおきくなったのかな?」という女の子。今期のメイネコの上映も残すところあと2日だ。


08月30日(火)
映写機の定期メンテナンスを行った。毎日朝から夕方まで回り続ける働き者だけに、こういう作業は大事なのです。


08月31日(水)
『ギブリーズepisode2』のフィルム切符を手にしたお客様にスタッフが映画の内容の説明をしたところ、その方は、主人公「野中くん」のモデルとなったジブリスタッフと掛かりつけの病院が同じ方だった。「あら、ご縁があるわ。今度見かけたら笑っちゃいそう」と笑っていたそうだ。