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第193回 岸を離れる日

昨夜、シネマ・アンジェリカ(渋谷)で『雪の女王』の試写会と、映画終了後には、谷山浩子さんをゲストにお迎えしてトークイベントがありました。
谷山浩子さんは「熱風」にも文章を寄せてくれましたが、『雪の女王』の音楽劇のアルバムも出されており、原作をキチンと読み込まれているので、とても興味深い話が聞けました。
何よりも印象的だった話が、魔女の花園から主人公のゲルダが抜け出す場面が、もっともゲルダの意思の強さを感じると。花園で気持ちよい暮らしが出来るのに、わざわざ強風が吹きすさむ荒野に出て行く。山賊に捕まったのなら、逃げ出さねばということはあるけれど、この場面は、このままでもいいと思ってしまえば思えるところ。それなのに出て行くのは「カイに会いたい。カイを助けたい。」という想いの強さ、強固な意思の現れであると話してくれました。
なるほど、見る人によって色々な場面に感情移入できるんだなあと改めて『雪の女王』の奥の深さを知った次第です。
なお、トークショーの最後には、スペシャルゲスト手嶌葵さんが登場。谷山さんの曲をカバーした『岸を離れる日』を歌ってくれました。私はこの曲が大好きなんですけど、改めて、生で聞いて、鳥肌が立つくらい素晴らしかったです。少女ゲルダが赤い靴を川に流し、川に身をゆだね小舟に乗って旅立つシーンを歌った歌です。ジーンと来ました。
葵さんのCDアルバム『春の歌集』に入っていますので、皆さん聞いてください。
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「二人が手にしている赤い木靴はカフェ北川さんの力作です。」