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第142回 宇宙エレベータ
昨日のトークイベントでのアニリール・セルカンさんの話は面白かったです。セルカンさんは、ドイツ生まれのギリシャ系トルコ人で、8才から15才をスイスで過ごし、その後、ドイツに戻り、アメリカにわたって、それから通算で、訪れた国がなんと98カ国。そして、8か国語を話す!しかも、その内の一つがシュメール語!?なんという人なのか。
また、NASAで訓練を受け、トルコ人初の宇宙飛行士候補にもなっており、ミッションが決まれば宇宙へ行くことになるという。
1999年からは日本に在住して、東京大学で博士課程を取得し、現在は東京大学大学院工学部建築学専攻助教。
日本に来た理由が面白いのですが、長野オリンピックに来た時に、「日本には軍隊がない」と聞いて、「そんな国があるんだ!」と興味を持ち、ちょうどその頃、博士課程が取りたかったので日本の大学に行くことにしたと。それで東大の助教にまでなってしまうのだからスゴイ!
海を越えてやって来た日本についての印象を聞くと、「文化は言葉だ」と。欧米の言葉は似通っているけれど、日本の言葉は全く違うので、欧米の国々を訪れるのとは違う異文化がそこにあったと。
簡単な例で言えば、欧米はYes/Noをはっきりさせるが、日本ではたとえば「難しい。」がNoの意味で使われたりする。こうした感覚、思考形式というものを理解するには言葉がわからないと無理だと。
とにかく世界のあちこちに友人がいるセルカンさんですから、「アズールとアスマール」と同じように、民族や国を超えて、個人同士は判り合えると信じていらっしゃいました。
ちなみに、セルカンさんは「宇宙エレベータ」という本を書かれています。3万6000kmの上空までエレベーターで上がっていくという構想です。理論的には可能なのだそうです。さて、このセルカンさんは今後どんな所へ上っていく人なのでしょうか?興味の尽きない人でした(笑)。







