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2011年09月

"にし日誌"が始まりました。(命名はまゆちゃんです)

このブログは、9月2日に終了した"いつものジブリ日誌"を補完するために、元広報部長がはじめた日誌です。
身の周りでおきたことや気になったことをひっそりと綴っていくつもりです。
たまに、覗いてもらえるとうれしいです。


9月5日(月)
職場が小金井から三鷹に移りました。新生活もあっという間に一週間です。
外を歩いていると、お客さんが落としたものと思われる美術館のフィルム切符が落ちていました。ポニョと宗介が両方写っているレアモノです。こっそり塀の上において置いたら、帰りにはなくなっていました。メッセージはなかったけれど、気分は外為オンラインのCMです。
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「落とさないでね」

「アニメーション分野会議」という集まりが六本木ヒルズで行なわれたので出席しました。となりの席は、杉並アニメーションミュージアムの鈴木館長でした。いろいろなところでお会いします。さっそく、職場が美術館になったこともあって、ご挨拶したのでした。また、プロダクションIGの山川さんにもお会いしたのですが、IGさんでもPRとしての広報は解散してしまって、彼女がひとりでアーカイブを担当しているとか。どこも、同じなんですね。


9月6日(火)
ローソンさんの会議でプレゼンをすることになり、国際展示場に出かけました。ローソンさんの各お店を指導するSVと呼ばれる人たちの定例会議でした。話を聞いているうちに、ジブリに来る前の石油会社のことを思い出していました。僕も以前はこういう世界で働いていたのだなあと思って、懐かしさいっぱいでした。
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「こういう職場で働くのも悪くないです。努力が結果として表われる仕事だと思います」


9月7日(水)
久石譲さんが、東フィルを振って、自作の交響曲とマーラーの5番を演奏するというので、サントリーホールに駆けつけました。自作は第一楽章までしか完成していなかったのですが、ミニマル系のシリアスな音楽で完成したら一時間近くの大作になるのではないでしょうか。またマーラーの演奏は、旋律をつなぎながら70分を歌い上げる、素晴らしい演奏でした。ベートーヴェンやチャイコフスキーなど、5番の名曲を指揮し続けている久石さん、次は、ショスタコーヴィチの5番を振ってくれないかなあとひそかに期待しています。プロマックスの飯島さん、よろしくお願いします。
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「宮崎監督や鈴木さんからも花が出ていました」


9月8日(木)
西荻の隠れ家のような店で、東宝アドさんの営業チームさんたちと食事会をしました。掘りごたつ式の落ち着いた部屋で、まるで田舎のおばあちゃんのうちに来たようでした。ごはんもとてもおいしく、深夜までまったりしたひと時でした。
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「今後もライブラリーをよろしくお願いします」


9月9日(金)
来夏の現代美術館の展示の打ち合わせが草屋で行なわれました。監修をしているA監督やH監督も出席してのミーティングでした。来年の展示では展示のために作った新作映像が大きな売りになります。そのための打ち合わせで、今日は大きな進展がありました。ワクワクドキド。本当に気持ちが盛り上がってきました。スタッフなのに出来上がりが心底楽しみなのです。


9月11日(日)
明日が満月なので今夜の月は"宵待月"というそうです。でもあまりに月がきれいなので、朝霞市の公園まで月を見に行きました。誰もいない公園でボーッと月を見ていたのですが、滑り台の上ではないけれどまるで気分は天吾(of 1Q84)でした。なんだかいつまでも眺めていたくて、月は本当に魔力を持っているなあと思った次第です。
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「雲ひとつない月夜でした」


9月12日(月)
さて、今夜が本当の十五夜です。閉館を見計らって美術館の屋上に月を見に行きました。ちょうどススキも穂を出していて、絵に描いたような月見ができました。後は、団子だけだというわけでスーパーを探したところどこも売り切れ。仕方なく(?)、マックによって月見バーガーを買って帰ったのでした。
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「ススキにピントをあわせてみました」


9月13日(火)
朝から事務所にただならぬ空気が漂っていました。事務局長の山崎さんが今朝亡くなったとの訃報が届いていたからです。あまりの突然の知らせにしばらく言葉が出ませんでした。。。


9月14日(水)
山崎さんのお見舞いに持っていこうとみんなで折った千羽トトロ。ひとつひとつのトトロにスタッフの思いがこもっています。
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9月15日(木)
10月8日(土)に発売になる「イリュージョニスト」のBDとDVDの発売イベントが新橋の"スペースFS汐留"で催されました。このホール、実は以前は"徳間ホール"と呼ばれていて、徳間書店の社員総会や大映の映画の試写会が行なわれていたホールです。そう、以前の徳間書店の本社ビルだったところなのです(現在は大門)。久しぶりに中に入ってみると、自動販売機やフランス製の客席シートなどがそのままで、懐かしさいっぱいになってしまいました。今年は、"コクリコ坂から"に登場した徳丸社長やこのホールや、在りし日の徳間社長を偲ぶ機会が多いような気がします。やっぱりそれだけ偉大な人だったんだなあとしみじみ思います。
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「中島館長と杏さんのトークショー。司会は以前お世話になったジャネットさんでした」


9月16日(金)
山崎事務局長のお通夜が、青山の梅窓院でしめやかに行なわれました。700人もの方が故人を偲んでおとずれ、お焼香をあげました。風の強い蒸し暑い夜でした。ところで、美術館の展示スタッフが総力を挙げて設置した故人を偲ぶコーナーには、思い出の品々が数多く飾られました。
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「千尋のキャラクター人形もそのひとつです。カオナシの存在が気になります」


9月17日(土)
昨夜に引き続き告別式が行なわれました。南の海上にある台風の影響か、とても風が強く、時折にわか雨も降る不思議な天気でした。出棺の際に吾朗さんが鳴らした美術館の鐘の響きがとても印象的でした。
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「雲の流れが速かったです」


9月18日(日)
銀座のヤマハホールで、中村由利子さんのコンサートがあり出かけました。ピアノの響きが素晴らしく、ほとんどPAを入れていない、クラシックのようなコンサートでした。美術館作品の「星をかった日」から「ノナの星」も演奏され、とても癒されて、ぜいたくな日曜日の午後をすごすことができました。
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「お花のとなりには、直筆のペンギンの絵もかざられていました」


9月19日(月)
「コクリコ坂から」原画展の開催に合わせて、所沢西武でトークショーを行ないました。なにせ宮崎さんの地元ということで、関係者がいないかドキドキしましたが、どうやら大丈夫だったようです。こうして「コクリコ坂から」の宣伝を6月から続けてきましたが、これが本当に最後。なんだか名残惜しいような、ホッとするような不思議な気持ちです。


9月20日(火)
用事があって、久しぶりに小金井のスタジオを訪ねました。5スタに入ると、目の前に秋の味覚、ブドウの姿が。一目散に駆けつけ、ライブラリーチームといっしょに手を出してしまうのでした。。。
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「山梨から届いた甲斐路の瑞々しい姿」


9月21日(水)
PD室から市川君が美術館に戻ってきました。市川君はアリエッティ日記で10ヶ月にわたって苦楽をともにしてきた仲間です。そんな彼の初出勤日、台風15号が首都圏を直撃しました。
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「さっそく、合羽を着て台風に備えている様子」

午後になって暴風雨になり、美術館の前も水がたまってきました。折れた木の葉や枝のせいで排水路が詰まってしまったようです。スタジオでは帰宅命令が出たようですが、美術館は開館中です。笠屋のガールズたちも心配顔で見つめていました。
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「枝が散乱してるけど、車は大丈夫?」


9月22日(木)
フレデリック・バック展でとてもお世話になっている西村由紀江さんのコンサートに出かけました。場所は有楽町フォーラムC。映画の試写会などを行なう大ホールです。ピアノを中心に繰り広げられる"西村由紀江ワールド"。アロマやストリングスも登場しての豪華な2時間でした。読売新聞のかわら版のCMで使われた曲がラストを盛り上げ、改めて名曲だったんだなあとしみじみ思った次第です。7月27日の広島ではニアミスしましたが、この日は無事楽屋でご挨拶することができました。
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「縦書きの中島館長からのお花が目立っていました」


9月26日(月)
夜、新宿まで谷山浩子さんの"集会"に出かけました。谷山さんといえば、「ゲド戦記」「コクリコ坂から」の歌の作詞作曲や、「雪の女王」ではトークショーなどでとてもお世話になった方です。"集会"というからには、怪しげな儀式が行なわれるのかと、ドキドキしながら参加したのですが、表面的にはいたって普通のコンサート....いえ、違いました。曲がディープで、とてもお日様の元では歌えないような怪しげな曲の連続でした。本当に濃かったです。でも、病み付きになりそうな感じです。
また、会場では、コクリコツアーズでお世話になった方々とも再会でき、旧交を温めました。
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「鈴木さんたちの花のほかに、ドワンゴの川上さんの花もありました」


9月27日(火)
文化庁メディア芸術デジタルアーカイブ事業の集まりが秋葉原でありました。出席者にお互いに顔見知りの方が多いせいか、2時間半にわたる集まりでしたが、率直な意見を交わし合いました。でも、なかなか前進しません。誰かが馬車馬的にリーダーシップをとって引っ張っていかないと、むずかしいテーマなんですよね、アーカイブって。商業アニメーションだけでも、7000タイトル以上あるそうなんです。


9月28日(水)
お昼休みにイベントがあるので、小金井まで出かけました。制作の"サンキチ"ことさんちゃんの結婚式が、宮崎監督主催でおこなわれるのです。
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「イチゴちゃんとミカンくんをかたどったウェディングケーキ」

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「宮崎監督の前で愛を誓い、指輪を交換するふたり。周りではスタッフが祝福します。おめでとーっ」

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「外では、ヒツジたちも祝福していました。イラストは岩沢くんか?」


さてさて夜は、横浜で開かれた、KDDIさんと横浜市の打ち上げパーティに参加しました。県庁横のお店に集合して、横浜湾クルーズです。でっかい船かと思っていたら、写真のような小型のドラゴンボートでした。これはこれで素敵です。おまけに、貸切!
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一時間のクルーズのあとは、お店でパーティ。
なんだかおなかにたまる食べ物が多くて、参加者の平均年齢がうかがい知れますね。でも、おいしかったですよ。
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「さらに、ラストに貝田さんらの手配でケーキも登場。もう、はいりません」


9月29日(木)
ライブラリーチームで、恵比寿のクロックワークスさんに出かけました。坂を上ったところにあるおしゃれな建物です。打ち合わせは一時間で終わったのですが、せっかく都心に出てきたこともあって、お茶して帰ることに。ただ、歩くたびに飲み屋の客引きがどんどん声をかけてきます。こんな時間(17時すぎ)から飲める人たちってうらやましいなあと思いつつ歩いていたのですが、飲むものがアルコールか否かということで、やっていることは自分たちも変わらないということに気づいて、納得。でも、その後、ちゃんと美術館まで戻りましたよ。


9月30日(金)
最近、吉祥寺通りを自転車で通っているのですが、どうも走りにくいのです。なるほど、こんなに路肩に植物が茂っていては。緑がふえるのはうれしいのですが、ほどほどでお願いします。
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「でも、刈られると寂しい」

夜は、手島葵さんが来て、翌日のサプライズコンサートのリハーサルを行ないました。ギターの成瀬さんと葵ちゃんは、8月の福岡コンサート以来ですが、ふたりの息もぴったり。明日が楽しみです。
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さて、終わった後、ヤマハの佐多さんらとラーメンを食べに吉祥寺に行ったのですが、いつのまにか、吉祥寺のバス通りはラーメン街道状態。10メートルおきくらいにラーメン屋が軒を並べていました。いつのまに。。。悩んだ挙句に、どの店に入ったかはヒミツですが。


というわけで、「にし日誌」9月分は終了です。これからもこんな感じで、ひっそりと続けて行きたいと思います。
「むしのいどころ」とも絡めますように。