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スタッフ

大塚 康生

1931年7月、島根県生まれ。
山口県庁職員、厚生省麻薬取締官事務所を経て、1957年東映動画入社、日本初の本格カラー長編アニメーション「白蛇伝」('58)以後、東映長編「わんぱく王子の大蛇退治」('63)を含む10本の原画を担当。「太陽の王子ホルスの大冒険」('68)で初めて作画監督を務める。その後、東京ムービーを拠点に日本アニメーションなどで「ムーミン」('69)、「ルパン三世」('71)、「パンダコパンダ」('72)、「侍ジャイアンツ」('73)、「未来少年コナン」('78)、「ルパン三世 カリオストロの城」('79)、「じゃりン子チエ」('81)などの作画監督を務める。その後、日米合作長編「リトル・二モ」を最後に現役を離れ、1991年から9年間代々木アニメーション学院アニメーター科の講師として教壇にたつ。現在は技術顧問を務めるテレコム・アニメーションフィルムのアニメ塾で後進の指導にあたっている。

主な著書に『作画汗まみれ』(徳間書店刊)、『JEEP JEEP JEEP』(ホビー・ジャパン刊)、『軍用ジープ』(徳間書店刊)、『作画汗まみれ 増補改訂版』(同)、『ジープが町にやってきた』(平凡社刊)、『ジープ太平洋の旅』(ホビー・ジャパン刊)、『リトル・ニモの野望』(徳間書店刊)などがある。

高畑 勲

1935年10月、三重県生まれ。
アニメーション映画監督。1959年に東京大学仏文科卒業後、東映動画へ入社。テレビ「狼少年ケン」で初演出。劇場用映画「太陽の王子ホルスの大冒険」で初監督。以後、「アルプスの少女ハイジ」(’74)、「母をたずねて三千里」(’76)、「赤毛のアン」(’79)(以上、TV演出)、「セロ弾きのゴーシュ」(’82)、「じゃりン子チエ」、「火垂るの墓」(’88)、「おもひでぽろぽろ」(’91)、「平成狸合戦ぽんぽこ」(’94)、「ホーホケキョとなりの山田くん」(’99)を発表。「風の谷のナウシカ」(’84)、「天空の城ラピュタ」(’86)のプロデューサー。他に、スタジオジブリの洋画アニメーション提供作品として「キリクと魔女」(ミッシェル・オスロ監督)の日本語版翻訳・演出(’03)、「王と鳥」(ポール・グリモー監督、ジャック・プレヴェール脚本)の日本語字幕翻訳(’06)、三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー提供作品「アズールとアスマール」(ミッシェル・オスロ監督)の日本語版翻訳・演出(’07)も手がける。

著作に『映画を作りながら考えたこと』『十二世紀のアニメーション』(以上徳間書店刊)、『ジャック・プレヴェール ことばたち』(ぴあ刊、訳および解説と注解)、『ジャック・プレヴェール 鳥への挨拶』(ぴあ刊、編・訳)、『漫画映画の志』(岩波書店刊)などがある。

宮崎 駿

1941年1月、東京都生まれ。
アニメーション映画監督。1963年、学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画入社。「太陽の王子ホルスの大冒険」の場面設計・原画等を手掛け、その後Aプロダクションに移籍、「パンダコパンダ」の原案・脚本・画面設定・原画を担当。その後、ズイヨー映像、日本アニメーション、テレコムを経て、'85年にスタジオジブリの設立に参加。'79年に「ルパン三世 カリオストロの城」を初監督し、'84年には「風の谷のナウシカ」を発表、自ら原作・脚本・監督を担当した。

その後はスタジオジブリで監督として「となりのトトロ」('88)「もののけ姫」('97)「千と千尋の神隠し」('01)「ハウルの動く城」('04)といった劇場用アニメーションを発表している。最新作は「崖の上のポニョ」('08)。

中でも「千と千尋の神隠し」では第52回ベルリン国際映画祭 金熊賞、第75回アカデミー賞 長編アニメーション映画部門賞などを受賞しており、「ハウルの動く城」では、第61回ベネチア国際映画祭でオゼッラ賞を、続く第62回同映画祭では、優れた作品を生み出し続けている監督として栄誉金獅子賞を受賞している。

現在は、4年ぶりの最新作「崖の上のポニョ」を全国東宝系で公開中。

著作に『トトロの住む家』『何が映画か』(黒澤明氏との対談集)『出発点」(以上、徳間書店刊)、『折り返し点』(岩波書店刊)などがある。