西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.50 さようなら素晴らしき挿絵たち


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 企画展示「挿絵が僕らにくれたもの」展もいよいよ来週の月曜日までの開催となりました。そして毎週、企画展に関連した話題を提供してきたこの連載も今回が最終回となります。最後はやはり、この企画展を一番象徴する、フォードの一枚の挿絵を取り上げたいと...

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西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.49 高畑監督、来場する。


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 3月のとある日の夕方、高畑監督がイベントの見学を兼ねて、「挿絵展」をご覧にいらっしゃいました。もちろん「かぐや姫の物語」の制作中で多忙な身、美術館にはわずか数時間の滞在でしたが。 「かぐや姫の物語」は今秋公開予定です  会場の展示を見ての...

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西岡事務局長の週刊「挿絵展」vol.48 「夏目漱石の美術世界展」に行ってきました  


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 今回は、ゴールデンウィーク特別企画です。休みを利用して、広島県立美術館で開催中の"夏目漱石の美術世界展"に行ってきました。  そもそも、この美術展を見たいと思ったのは、この連載をお読みの方ならわかると思うのですが、企画展示「挿絵が僕らにく...

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西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.47 忘れられない挿絵たち【四】 フォードの力量をうかがい知る絵 


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 この連載も残すところあと4回となりました。というものの、企画展の会場にはまだまだ紹介したい絵が一杯です。今回も、その中から何点かご紹介したいと思います。 「画:ヘンリー・J・フォード"Heart of Ice", The Green Fa...

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西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.46 忘れられない挿絵たち【参】 あのキャラクターのご先祖様 


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 今週は、フォードの挿絵の中から、ファンタジーにはつきものの異形の姿をした登場キャラクターをご紹介します。なんだか現代のファンタジーに登場しそうなものから、ちょっと意外な姿まで、見ていて飽きることがないのが、フォードの挿絵のすごさです。 「...

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西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.45 忘れられない挿絵たち【弐】 知ってるお話の絵 


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 今回は、誰もが知っている有名なお話の挿絵を見ていきましょう。まずは、こちらから。 「画:ヘンリー・J・フォード"The Three Little Pigs", The Green Fairy Bookより」  これは、『三匹の子豚』のお話...

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西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.44 忘れられない挿絵たち【壱】 こわい絵 


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 今回から、今回の企画展で取り上げられたラング童話集の挿絵たちの中から、特に印象深かったものを中心に紹介してみたいと思います。第一回は、"こわい絵"をテーマに選んでみました。  「画:ヘンリー・J・フォード"How Geirald the ...

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西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.43 通俗文化とは何か【弐】 崇高な通俗さを目指して 


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 宮崎監督が企画展の会場に飾られているウォーターハウスの"シャロットの女"に寄せて、重要なコメントを残していました。 「絵画が芸術と通俗とに分かれてしまう前の、ギリギリのところにある作品だと思います。近代絵画は、やがて物語もわかりやすさも捨...

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西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.42 通俗文化とは何か【壱】 ミュシャ展に出かけて


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 連載も残すところあと9回となりました。前回の妄想史シリーズが終わって、今回の企画展について、その全貌の魅力をほんのさわりだけですが、お伝えすることができたと考えています。今回はタイトルに含まれている"通俗文化"の定義について、少し考えてみ...

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西岡事務局長の週刊「挿絵展」 vol.41 ぼくの妄想史【七】 忘れられた人気挿絵画家


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 今週は、ついに「ぼくの妄想史」シリーズの最終回です。明治から大正にかけて、大変人気のあった挿絵画家、鰭崎英朋(ひれざきえいほう,1880-1968)を紹介したいと思います。鎖国が終わり明治の世になって、怒涛のように西欧文化が押し寄せ、日本...

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