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普通の美術館とはちょっと違います。
常設展示室「映画の生まれる場所(ところ)」は、5つの小部屋で構成されています。
さっきまで、この机で誰かが何かを描いていたかのような雰囲気です。
部屋の中には、本やガラス玉やたくさんのがらくたたちが転がり、壁には、イラストやスケッチが、隙間もないほどたくさん貼られています。
部屋の天井からは、飛行機の模型やプテラノドンが吊り下げられています。
ここは、部屋の主の好きなものが集められているところなのです。
イメージの元となるものがあふれたこの部屋。
机の上の描きかけの絵や、転がっている鉛筆から、まさに一本の映画の制作が始まろうとしているのです。
5つの小部屋を通り抜けると、ちょっとしたアイデアやひらめきから、悪戦苦闘しながらも1本の映画が完成するまでを、理解してもらえるように構成されています。
何か新しい発見をしてもらったり、つくることへの興味を抱いてもらえることを願ってつくられました。
企画展示室では、映画「崖の上のポニョ」を題材にした「崖の上のポニョ展 ―エン
ピツで映画をつくる―」が開催中です。
人の手で絵をとことん動かそうと考えた作り手たちが、どのように映画作りに挑んだ
のかを紹介する展示です。
他にも、いろいろな展示物があります。
ふわふわ ボヨーン ネコバス
2階の部屋では、ネコバスが子どもたちを待っています。「ネコバスに触ってみたい!!乗ってみたい!!」の思いを実現させたいと、なんとネコバスのいる部屋を作ってしまいました。
映画に出てくるネコバスのふわふわ感。
あの思わず触ってみたくなるような柔らかい「ボヨーン」とした感触を、自由自在、思う存分に楽しんでください。
誰だってきっと一緒に入ってみたくなるはずです。
ネコバスの横では、マックロクロスケたちも待っています。
本当は、実物大にしたかったのです。でも、美術館に入らなくなると困るので、ちょっと小さめのネコバスになりました。ネコバスは小学生以下限定です。
初公開!ジブリ・オリジナル短編アニメーション
地下1階にある映像展示室「土星座」は、80人ほどが入れる小さな映画館です。
ここでしか見ることのできないジブリのオリジナル短編アニメーションや他ではめったにみることのできない良質なアニメーション作品が公開されます。
天井には青空が、壁には色とりどりの草花が描かれ、映画が終わると窓が開いて日の光が射し込みます。
ちょっと小さめの赤いベンチは、もしも、前に座った人が大きかったら、背もたれに座って映画を見られるように作ってあります。
ところで、映画が実際にどうやって映し出されるかを知らない人は多いはず。
映像展示室では、電車に見立てられたガラス張りの映写室の中で、映写技師のおじさんが大きな映写機を使ってフィルムをまわしているようすを覗くことができます。(約80席 dts対応)
屋上のロボット兵は守り神
ネコバスルームの脇から螺旋階段を上っていくと緑鮮やかな屋上庭園が現れます。
最初に目に入るのは、優しい顔で佇むロボット兵。約5メートルの立ち姿には迫力があります。でも、このロボット兵、実はジブリ美術館の守り神なのです。
ロボット兵の後姿を眺めながらさらに奥へと進めば、 そこには木々や草花が生い茂る原っぱが。まるで、井の頭公園の中に溶け込んでしまったような気持ちになります。四季の移り変わりを身体全体で感じてください。
わぁ、トトロが受付にすわっている!
吉祥寺通り沿いに三鷹の森を歩いていると、カラフルな建物が出現。近くには「三鷹の森ジブリ美術館」の看板が立っています。
看板の前に到着すると、おっきなトトロが受付でお出迎え。穴を覗けば、マックロクロスケもいます。
実は、ここは、ニセの受付。トトロが本当の受付の場所を教えてくれます。
トトロのニセの受付を通り過ぎれば、井の頭公園の森の木々に埋もれた地上2階、地下1階建ての建物が見えてきます。
この、ちょっと変わった建物こそが「三鷹の森ジブリ美術館」です。正面の白い建物が本当の入口。
ドアノブを握り、扉をあければそこはもう不思議の世界です。
窓やランプには、ジブリのキャラクターやすてきなお花、かわいい動物の絵が描かれた色とりどりのステンドグラスがはめ込まれています。
これらは、ひとつひとつが心のこもった手づくりのもの。
太陽の光を受けて、ステンドグラスの鮮やかな色が、床にもこぼれています。
ようこそ、不思議空間へ
天井を見上げれば、一面にフレスコ画が。
青空の真ん中にはニコニコ顔のお日様、青空に向かってニョキニョキっと伸びる木には、ぶどうやメロン、そして、見たこともないようなおいしそうな果実やお花がついています。
そして、目を凝らせば、ほうきに乗ったキキとジジやメーヴェに乗ったナウシカの姿もあります。
他にも、たくさんのキャラクター達が天井を舞っています。
ここで渡すきっぷは、映画の上映に本当に使える35mmフィルム。
どんなシーンがあたるかは、もらってみないとわかりません。
受け取ったら光に透かして確かめてみてください。
「三鷹の森ジブリ美術館」は、小さな子どもも一人前に扱います。
きっぷを渡す受付では、子どもも踏み台にのぼって、自分の手できっぷを手にしてもらいます。
風が吹きぬけ 光が射し込む中央ホール
ここは、地下1階から地上2階までの吹き抜けとなった大空間。
天井のガラスのドームには、海を泳ぐ黄色いクジラが描かれ、大きな天井扇がハタハタと舞っています。
階段や廊下の手すりには、取れそうで取れないガラス玉が陽の光を浴びて輝いています。
地下1階から全体を見渡すと、螺旋階段や空中廊下、張り出しテラスなどが、まるで迷路のような空間を作り出しています。
まるで宮崎駿監督の映画に出てくる建物のような不思議な構造。宮崎映画の雰囲気を、あちこちで感じることができるのです。
展示室に入る前にも、いろいろと好きなところを見つけてみてください。
おすすめの本が並ぶ図書閲覧室「トライホークス」
「トライホークス(三羽の鷹)」は、三鷹の森ジブリ美術館の図書閲覧室です。
宮崎駿館主とジブリ美術館おすすめの絵本・児童書が置いてあります。
子ども達にふしぎなものを見て、触れて、感じて欲しい。美術館のこの思いを「本」という形で伝えていく場所として作られました。
子どもたちが実際に本を手に取り、読むきっかけを作る場所でありたいと思っています。
≫ 詳細はこちら。
Art Collection of Ghibli Museum
ジブリ美術館では、スタジオジブリ作品のセル画(Art Print Cel・Hand Painted Cel)、展示のために制作された木口木版画を”Art Collection of Ghibli Museum”として販売しています。
スタジオジブリ作品のセル画は、宮崎駿監督監修、保田道世色彩設計のもと鑑賞用に新たに制作したものです。
木口木版画は、美術館展示のために宮崎敬介氏によって制作されました。
手こぎポンプの井戸と薪置き場
美術館とカフェの間には、瓦の屋根と色とりどりの花に囲まれた居心地の良い中庭があります。
ここは、太陽の光が燦々と降り注ぐ明るい空間。
ちょっと上を見上げると、カフェの鮮やかなオレンジ色の壁がみえます。
中央のガゼボには、手こぎポンプ式の井戸。
力を込めて一生懸命ポンプを漕ぐと、本物の冷たい井戸水を汲むことができます。
奥の薪割小屋の前には、薪がたくさん積み上げられています。
この薪は、冬になると、クレーンで1階へ吊り上げられ、カフェの薪ストーブで大活躍。
もしかしたら、ここで薪割をしているスタッフに出会うかもしれません。
カフェの目印は 大きな松の木
カフェ「麦わらぼうし」は、オレンジ色の外壁と赤い窓がとても開放的な印象です。
デッキにはりっぱな赤松があり、くつろいでいる人たちに木陰をつくってくれます。
食事の前には、色とりどりのタイル張りの手洗場で手を洗いましょう。
カフェで出す食事は、あったかい家庭料理が基本。決して豪華ではないけれど、お家でお父さんとお母さんが大切な子どもたちのバースデイに腕をふるって作ったような、とびっきりの料理やケーキを提供します。
メニューは、素朴で品数も少なめですが、有機農園からやってきた、新鮮で力のある素材を使い、心をこめて作っています。
"くいしんぼうのカツサンド"、"あこがれのフルーツサンド"、"大麦入り農家のスープ"・・・。テイクアウトでは、栄養満点のホットドッグ、くだものたっぷりのシャーベットとジェラート、まじめな麦酒と麦茶などを用意しています。
季節を味わいながら、美術館ですごした不思議で素敵な時間に、もう少し浸ってください。
きっとみつかる 宝物
ショップの名前は「マンマユート」。
ご存知「紅の豚」に登場する空賊たちのことで、イタリア語で「ママ、助けて」という意味です。
ここでは、おなじみのジブリのキャラクターグッズとともに、ジブリ美術館だけのオリジナルグッズが揃っています。店内にもウィンドウにもかわいいもの、意外なもの、とんでもないものがあふれています。
じっくりとのぞいていけば、自分にとって特別なものがみつかるかもしれません。





