2007年3月


3/1(木)

・先日行われた健康診断の結果が返ってきた。滝口さんと天内くんが「コレステロールって低すぎても引っ掛かるそうですよ。」と話していた所。
「何っ!誰がモチベーション下がってんの!」と熱血漢として知られる堀口さん。堀口さんのアンテナは、どうやら「下がっている」というフレーズをキャッチしたようだ。

3/2(金)

・気温が高く、風もない穏やかな日。
カフェデッキではゆっくりされる方が多くで賑わっていた。館内にもやさしい日が差し込み、ステンドグラスの色を床に映し出していた。
ネコバスでの一幕。いつも遊びに来てくれる女の子が4月からは幼稚園に通うとのことだった。
「幼稚園に行っても遊びに来てくれる?」とスタッフが聞いてみたところ、「わからない。お母さんが決める事だからね。」と女の子。「さびしくなるなぁ。」と返すと、「他にもお友達たくさんいるでしょ。」とあっさり。大きくなって戻って来てくれる事を願わずには入られないネコバススタッフだった。

3/3(土)

・3月1日より新メニューとして登場した、テイクアウトの『麦わらぼうしのタコライス』がお客様に大好評を得ているようです。あたたかな春の日差しの中、カフェデッキでは小さなお客様も美味しそうにタコライスをもぐもぐとほおばっている光景が見られます。
炊飯器いっぱいのごはんだが、「こんなにあってもすぐになくなっちゃいますよ。」とテイクアウトの丹内さん。たくさん用意したご飯もあっという間になくなるので、スタッフ皆、子どもたちをがっかりさせないよう、ご飯をきらさないように一日に何度も何度もご飯を炊き続けているそうです。

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3/4(日)

・三鷹市芸術文化センターで「2007アニメフェスタ」が開催される。今年は第一部でロシアの名作アニメーション「ミトン」や、「牧笛」など短編映画上映会があり、第二部は「春のめざめ」の上映と、春のめざめをテーマにあさのあつこさん、阿部サダヲさんをお招きしてのトークショーが行われた。
天候にも恵まれまさに"春のめざめ"な 陽気の中、多くのお客様に来場していただき、とても盛り上がったイベントとなった。

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受付を担当していた小林さんは1部と2部の両方に当選された幸運なお客様を発見。お話しを伺うと、実は今年で4年連続来場してくださってるらしく、4年間このイベントを行っている深谷さんや三好さんが聞いたら喜ぶだろうな、と思ったとのこと。

・麦わらぼうしのメニュー看板やお客様への案内看板は、毎日ホールスタッフの手によって素敵に描かれている。毎回季節やその日の雰囲気にあったイメージでもって、それぞれが上手に書いているのだ。今日の担当は矢崎さん。春が訪れあたたかくなったカフェデッキに、春らしい看板で彩りを加えていました。
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3/5(月)

・現在上映中の短編映画、「コロの大さんぽ」の新しいオリジナル商品が加わっていたことに皆さんはお気付きでしょうか。「コロの大さんぽ」ポストカードセットがショップで販売されております。どれも選りすぐりの名場面となっておりますので、まだご覧になっていなければ是非ショップへお立ち寄りください。

3/6(火)

・閉館日、石光さんが館外から中に入ろうとしたとき、ネコと遭遇。まさか館内に入り込んでいると思わず、扉を閉めてしまったので、ネコの逃げ場をふさいだ形になってしまった。ネコは閉まっている扉に体当たりをし、扉を開けたとたん一目散に外へ出て行ったとのこと。石光さんは、以前ショップに入り込んでいたネコを目撃したこともあり、知らないうちに美術館の中も散歩コースになっているのかも。と話していた。

・また今年も花粉症の人々が大挙して耳鼻科に通いつめている。みんなが通っている近隣のある病院に吾朗さんも行ったところ、「今年はまだ小葉松さんがいらしていませんが今頃大変なのでは?」
と聞かれたとのこと。「小葉松は先日退社しまして、(ここの病院に)通院しなくなるんでしょうね」と、吾朗さんが答えると、「そうでしたか!それは・・・。よかったですね。」とお医者さんに言われ、「花粉症は治ってないと思うけど・・」と、吾朗さんは複雑に思ったそうだ。

3.7(水)

・冬の肌寒さが戻った一日。しかし、お客様は元気に入館。お昼頃、屋上庭園まで届いたカフェの美味しそうな匂いに対して「いい匂い~。」「お腹すいた~。」と話されている中、今年も赤い実をつけたグミの木に小鳥たちが次々にとまり、人目を気にせずおいしそうに実を食べていた。

3.8(木)

・秋田出張中の橋田さんから「秋田は雪だよ!」との電話が。東北の透き通った空気を運んで帰ってきた橋田さん。今回の出張はとある企画のためだったのですが、もうすぐその理由が明らかになります。どんな企画なのかは、ぜひお楽しみに。

3.9(金)

・本日は、幼稚園・小学生の来館者が多く、館内は大いに賑わいをみせた。パティオにあるマンホールの顔を見て、「ただ水が流れてくるだけなのに、何でこんなに笑っているのかな?」と不思議がる女の子達や、コインロッカーの番号を順番にまるで、電車の車掌さんかのように指差し確認していた男の子たちが居た。全部数え終えた時の満足気な表情がとても印象的だった。

・最近、先日のNHKの「新日曜美術館」をご覧になりペトロフ展を楽しみにされ来館されたとおっしゃる方が多くいらっしゃる。このペトロフ展は、監督の原画を間近に観ることが出来て、お客様にはとても好評です。映画「春のめざめ」は、3月17日(土)から渋谷のシネマアンジェリカで公開となります。ぜひ一度、足をお運び下さいませ。

3.10(土)

・最近の吾朗さんは、ゲド戦記の監督としての業務につとめながら、美術館の仕事にも大忙し。「東京国際アニメフェア2007」のためにサインを依頼されてるかと思えば、ショップの新商品の企画案を練っていたりする。これからももっと美術館に楽しい変化を起こすため、いろんな仕掛けを考え中のようだ。

・夜、アトリエ2階にいる展示チームの星野さんが、1階にいる伊藤さんに、こっそり「僕の髪黄色くない?」と聞いていた。伊藤さんは「黄色くないですけどなんで僕に?」と疑問顔。どうやら作業中に絵具を髪につけてしまったようですが、その時2階には女性しかおらず、髪をじっくりみてもらうのは気が引けたらしい。繊細は展示物は、そんな星野さんが作っています。

3.11(日)

・ショップでの出来事。 新人スタッフ 御山さんがスタンプの商品補充をしていると、顔を真赤にした4歳位の男の子がやってきて一緒に補充の手伝をしてれた。二人でスタンプをきれいに並べながら、どうしてそんなに真赤な顔をしているのか尋ねてみると、ネコバスで元気いっぱい遊んだ後だったとのこと。
スタンプをすっかり並べ終わり、「ありがとう!」と男の子にお礼を言うと、とっても嬉しそうに「またやりたいなぁ!」と言ってくれた。その男の子はその後もお母様と一緒に楽しくお土産選びをされたようだった。

3.12(月)

・春も本番。
気温もだんだんと温かくなってきたので、喫茶室の暖炉はお休みする日が増えてきました。もう少し温かくなってきたら、冷えてしまったお客様の体をぽかぽかにしてくれた暖炉は、また寒い冬が来るまで長いお休みです。もう少しの間は、まだまだ活躍する日があるでしょう。もし寒い日にいらしてくださった時には、是非喫茶室をのぞいてみて下さい。

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3.13(火)

・カフェ麦わらぼうしのメニューに春のデザートが加わります。ちょっと昔に登場したメニューでとても好評を得た『いちごのムース』が、今年また再登場します!

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いちごがとっても美味しい季節です。『ふぞろいイチゴのショートケーキ』や『イチゴのクランブルケーキ』とは一味違ったひんやりとしたおいしさを是非楽しんでください!

・今週土曜日、いよいよ三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー第一弾公開作品「春のめざめ」が公開します。美術館でのペトロフ展をご覧になった方は、ぜひ渋谷シネマアンジェリカで本編をご覧ください!
上映時間: 11:00 12:15 13:30 15:00 16:15 17:30 19:00
当日料金: 1.000円 (税込み)

3.14(水)

・春のめざめ」公開前に試写会が閉館後に行われた。通常18時に閉館している美術館も、今日は特別に21時まで開館。
昼間の賑やかさと異なり、大人の方が多いゆったりとした空間。試写会にお越しいただいた方々は、30分間の芸術性の高い映画を観終えた後の美術館見学は、また趣の変わったものとなったと思います。

3.15(木)

・カフェに『畑ごはんのカツカレー』が登場してからというもの、美術館のバックヤードには常に、食欲をそそるカレーの香りが充満している。

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<これが人気の新メニュー『畑ごはんのカツカレー』>

そんなある日、美術館で仕事をしていた吾朗さんが「・・・カ、カレー、カレーが食べたい・・・。」とまるで呪文のように何度も呟いていた。そのうち、「なんだー!この匂いは!!カレーが食べたくなるじゃないか!」と発狂。吾朗さんの呪文に負けたのか、『畑ごはんのカツカレー』の生みの親、川村さんがおいしいカレーをもってきた。吾朗さんは「旨い!旨すぎる!!」と何度も言いながら嬉しそうにたいらげていた。

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<カレー満喫後、「グッジョブ!」サインが出ました。>

3.16(金)

・閉館後、トライホークス土屋さんの肩にイモムシを発見。かなり大きく、動きもすばやいイモムシだったが、土屋さんは気づかないまま仕事をしていたらしい。本人は泣き出しそうになりながら助けを求めるが、誰もそれに応えることができない。唯一虫が平気な野田さんがイモムシを救出し、テラスに逃がすことに成功。土屋さんもイモムシも無事ということで万事解決したのだが、一体どこでイモムシを拾ってきたか、その謎だけが最後まで残った。

3.17(土)

・本日も風が冷たく冬に逆戻りしたかのような気温。しかしながら、太陽はさんさんと照っており気持ちの良い一日だった。こういう日の屋上やカフェデッキはとても開放的に感じられとても清清しい。カフェデッキで食事をされているお客様の表情がにこやかで、スタッフにも元気なエネルギーとなって伝染しているようだ。
今日から春休みに入った学校もあり 子どもたちがたくさん来てくれた。朝一番に入られたご家族で、お父さんが興奮気味に「こんな屋上は他にはないなぁ~」と言うと、子どもたちは「ロボット兵が動けばもっと面白かったのに・・・。」と 残念そう。そこで、お父さん。「この わび・さび は、君達には分からんだろうな!」5歳ぐらいの子どもたちは、「わさび?」と可愛い頭を不思議そうにひねって、ロボット兵を見上げていた。

3.18(日)

・麦わらぼうしで働く沖田さんはこの日、1人の大切なお友達を招待した。実はこの日、お友達の誕生日であり、喫茶室でお祝いをしてあげたいという想いからであった。お友達には内緒で、沖田さんを中心に心をこめたハッピーバースデーが合唱され、お友達は感激のあまり涙。周りのお客様の拍手も加わり、喫茶室全体がとてもあたたかい雰囲気に包まれた日であった。

3.19(月)

・ショップの郎さんを探していた橋田さん。「郎くんは今どこ?」との問いに「○○○屋で鶴の恩返し中です。部屋に入る時は、そっと覗いてくださいね。 」と松尾さんから意味不明な答えをもらってしまい、とりあえず行ってみることに。。。 そこで橋田さんが目にした光景とは!! 「暗がりの部屋の中で、たったひとりで郎くんがTシャツを刷ってたよ!」
そう、実は、念願だったTシャツ作成装置を購入してもらい、ショップで販売するTシャツのサンプルを作っていたのである。橋田さんいわく、独りせっせと作業するその姿は、まさに鶴が機織りをしている姿のようだったそうな。。。

3.20(火)

・ショップでは吾朗団長指揮のもと店内のレイアウト変更が行われた。

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 <レイアウト変更中!>

本日のメインイベントはショップ中央に存在感たっぷりで置かれていた巨大ガラスケース(通称ドルニエケース)の撤去。大きなドルニエケースは運び出すのも一苦労。近くにいた男性総出で"そろーり、、そろーり、、"と搬出。横幅一杯で扉を抜けようとしたその時・・・「あっ俺通れない。。」なんと玉川さんだけおなかが引っかかってとおれない事態が発生!!まさかの事態に助けようとするものの大きなドルニエケースの重量に精一杯な男性陣はなすすべも無く、あえなく玉川さんはその場で無念のリタイア。不幸な事件に遭遇しつつも最後は全員で無事搬出完了!ホッと一安心。ハプニングを乗り越えながらも一新した店内をぜひ一度覗いてみてください。

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 <ホッと一安心の笑顔のみんな>

3.21(火)

・きゅうり農家の飯塚さんのもとを訪れた堀口さんと市来さん。飯塚さんは無農薬できゅうりを一生懸命、丹念に育てている。立派に育ったきゅうりたちも、飯塚さんが手作業でひとつひとつ受粉した、丁寧な仕事による賜物。この自慢のきゅうりを、この夏カフェデッキで子どもたちに食べてもらえるような企画を、堀口さんと市来さんは考え中だそうだ。

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<立派でおいしそうなきゅうり>

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<きゅうりのメニューに思いをめぐらせる堀口さん>

3.22(水)

・今日は、東京国際アニメフェアの初日の日。スタジオジブリも出展し、美術館、草屋、ジブリメンバーが出動。ジブリブースでは、「春のめざめ」が大々的に打ち出され、アレクサンドル・ペトロフ監督の原画も展示され、沢山の人が見に来てくださった。

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<ペトロフ監督の原画>


ブースの中には、「春のめざめ」の内容にちなんで、覗き穴も出現!
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<覗き穴の中の映像を食い入るように見る広報田村さん>

しかし、一見華やかなブースの裏では、地獄のチラシ詰めが。。(いつものジブリ日誌3月22日~25日参照。)賽の河原の石積みのように、永遠に終わらないかに思われる作業に翻弄されるメンバーなのでした。

3.23(金)

・日中、気温20℃と半袖の人がいるくらい暖かかった。春休みに入り 子どもたちが走り回る様子がいたる所で見受けられた。井戸のあるパティオでは、靴を脱いで水遊びを始める。「○○ちゃん、洋服が濡れちゃうじゃないの!!!」と、お母さんは気が気じゃない様子だった。

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<パティオで遊ぶ元気な子どもたち>

・以前日誌でも募集をお知らせした、アニメーション文化の調査研究活動の助成対象者を選考する審査会が開かれる。審査員の方々もこの分野の研究がより有意義になるようにとの熱い思いから、時には厳しい指摘や助言が語られ、審査会は2時間続いた。たとえ調査方法やテーマには少々の障害があったとしても、「疑問を追及したい!」という、真摯な"動機"が大切である、との言葉が印象に残った。研究助成活動はアニメーション文化の発展向上されるよう、来年以降も続きます。

3.24(土)

・問題です。これは玉川上水付近にいるものです。一体なんでしょう?半漁人の銅像?
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正解は駅から美術館までのサイン看板の山猫を横から見たものです。
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美術館ができて5年経ったのに、まだまだ新しい発見!と、楽しくなって大口さんと小林さんは写真まで撮ってしまった。

3.26(月)

・本日、美術館では開館前にある審査が行われた。そのある審査とは、優良防火対象物認定審査!認定基準に適合していると認められると、優良な防火対象物であるものとして優良防火対象物認定証(通称:優マーク)を表示できるようになります。今回の審査内容は、火災発生から避難誘導を完了させるまでを3分以内に行う事。負傷者(ダミー人形)も担架で運んだりしないといけなかったりするため 初めの練習では3分30秒掛かってしまい、皆 本番前に緊張の色を隠せない様子。
9:15、本番スタート!
結果は・・・・
なんと 2分12秒!!!
見事 3分の壁を打ち破り、クリアー。やりました!
深谷運営課長からの「大事なのは認定証というより 日頃の防災に対する意識を持ち続けること。これをを良い機会に防災の認識を新たにしていきたいと思います。」と、最後の一言に気持ちを新たにする参加メンバーだった。

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<訓練後の深谷さんの言葉に身を引き締める一同>

3・27(火)

・休館日のこの日、麦わらぼうしのキッチンでは堀口さんと橋田さんが手作り味噌を作っていた。味噌は大豆からちゃんと作る、とっても本格的なもの。
前日から水を吸わせておいた大豆を長い時間煮込み、そのあと水気を切ってつぶすのだ。今では大豆をつぶすのに便利な調理器具もあるのだが、「機械ではなく、手仕事に意味があるのです!」と、堀口さんの指導の下、橋田さんも美味しい味噌になる事を願いながら、手仕事で大豆を丁寧につぶしていた。今回の手作り味噌、もしかすると冬のテイクアウトメニューの『とまとん汁』に使われるかも知れません・・・!

3.29(木)

・今月26日の審査の結果が出ました!
見事、合格!
本日、開館前に優良防火対象物認定通知書交付式が行われ、三鷹消防署長から館長に認定書が手渡されました。

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<認定書を前に全員で記念撮影>

・今日はスウェーデン王妃が来館された。「来賓があります。」という看板を見て、ケーキハウスの前でじっと待っていた子どもたちは、王妃と宮崎駿館主が姿を見せると、"ウェルカム トゥ ジャパーン!!""ウェルカム トゥ ジーブリー!!"と声を揃えて叫んでくれた。

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<声を揃えて叫ぶ子どもたち>

あまりに可愛い歓待に、王妃も宮崎館主もニッコリ微笑み、手を振っていた。
また、当初カフェで行われるはずだった王妃と宮崎館主の歓談は、あまりの天気の素晴らしさに誘われてか、急遽屋上のロボット兵の前で行うこととなった。狭いらせん階段をテーブルと椅子を抱えてのぼり、汗をかいたスタッフだったが、王妃がテーブルにつかれた姿があまりにも素敵だったので、方々で感嘆のため息がもれていた。また館主との話は尽きない様子だった。

3.30(金)

・先日の日誌でも登場した『畑ごはんのカツカレー』を、今日は大堀さんが仕込んでいる。大きなお鍋と木べらでもって時間をかけてじっくりと炒めるところから始まるカレー作りは、力も根気も要る仕事。鍋からの熱さと戦いながら毎日心を込めて作っています。

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<鍋と格闘する大堀さん>

 また、『畑ごはんのカツカレー』の生みの親である川村さんは、この春『畑のポタージュ』の新作を作りました。今回の素材はにんじん。にんじんと聞くと抵抗のある子どもたちも多いかも知れませんが、あえてこの素材に取り組んだ川村さんの想いはというと、「実はにんじんはとっても美味しい。このポタージュをきっかけに、にんじんをちょっとでも好きになってくれたら・・・。

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<これが畑のポタージュです。>

にんじんは家庭でも手軽に手に入る食材。是非お母さんたちにも挑戦して欲しいです!」という事からだそう。にんじんの風味を活かし、やわらかく、やさしく仕上げています。その想いが届いてか登場以来大好評。にんじんがちょっぴり苦手な子どもたちも、笑顔で食べている様子をみて嬉しく思う川村さんでした。

3.31(土)

先日から新メニューとして加わった、テイクアウトの『黒すぐりのシャーベット』が大変好評だ。子どもたちの「黒すぐりってなあに?」という疑問にも、スタッフが丁寧に答えてあげながら一緒にアイスをえらんでいる光景はとてもほほえましい。さてこの『黒すぐりのシャーベット』、だんだんと温かくなってきた日差しの下でとってもぴったりなほど、黒すぐりの味がしっかりとしていてとってもさっぱりしている。黒すぐりは、イギリスでは『ブラックカラント』、フランスでは『カシス』と呼ばれているそうで、特にイギリスではケーキやお菓子やジャムなどなど、いろんな料理に幅広く使われている。もしかすると、ウォレスやグルミットも好きな味かも知れません!