2005年11月


11月01日(火)
同い年の机さん、石光さん、松尾さんが、10月から11月にかけて連続して誕生日を迎えるため、仕事を終えてから会員制クラブで食事会に。松尾さんは気合を入れてミニスカートにブーツとお洒落をして出社したが、通常ズボンで行っている業務をこなすのがなかなか大変だったそうだ。

ホームページに来年1月から土星座で上映予定の短編『やどさがし』『星をかった日』『水グモもんもん』の情報をアップ。3本のうち一本が見られます。


11月02日(水)
手押し車を利用しているおばあちゃん二人組が来場。とてもかわいらしい雰囲気の方々で、「ハイジ展」に展示されている糸車を見て、昔木綿を紡いでいた話をスタッフにしてくれたそうだ。


11月03日(木)
7歳くらいの男の子が「うちのお母さん、小さい頃ハイジの世界に行きたくて、テレビの上に這い上がって、テレビごと倒れたことがあるんだって!」とスタッフに教えてくれた。それを聞いたお母さんは驚いて「もうその話はいいの!」と恥ずかしそうに子どもを連れて別の展示室へ移動してしまったそうだ。


11月04日(金)
閉館後、一部のスタッフが「サツキとメイの家」の制作過程を撮影した映像を鑑賞した。吾朗さんや安西さん、北嶋さんの奮闘振りに一同感動したそうだ。しかし当の北嶋さんは、客観的に自分の仕事姿を見て、肌の調子やガラの悪さ(?)が気になったようで、若干落ち込み気味だったとのこと。


11月05日(土)
中村さんが助っ人として初めてトライホークスに入る。刺しゅうや在庫補充などの作業を終日笑顔でこなすかたわら、ネコバスのクリスマス装飾のプランも練り、充実の 1日だったようだ。


11月07日(月)
先月から、カフェのテイクアウトで「冬野菜の白いスープ」が始まった。寒い日には体が温まる、と去年大好評だったメニューだ。
この仕込みのため、カフェのキッチンはいつもに増して忙しい。
丸山くんを中心に、一日2~30キロもの泥付き野菜の皮剥きと切り出しに追われる日が続く。


11月08日(火)
授業で粘土を使ったアニメーションを作っている三鷹第六小学校の六年生およそ120人が、授業の一環として美術館見学に来場。三好さんと深谷さんで二手に分かれ、説明員として地下一階展示室と一階常設展示室を回る、というプログラムを1時間ごとに4クラス分こなし、さすがに最後のほうは声が枯れそうになっていたそうだ。


11月09日(水)
今月から入社した鵜木くんは、体格の良いスポーツマンタイプ。そのため、宍戸さんからはとある体育会系刑事ドラマにちなんで「ダイモン」と名づけられ、玉川さんには「ウノッティ」と呼ばれ、天内くんからは密かに「アントニオウノキ」と言われている。その天内くんが、一応年上の鵜木くんに「今年の忘年会ではぜひ活躍してください。新人の登竜門ですから」と、去年の自分のコスプレを引き合いに心がけを語っていたところ、滝口さんに「へー、天内、偉くなったじゃん」とからかわれていた。


11月10日(木)
星野さんと滝口さんと生江さんが、メンテナンス休館あけから展示室に置く絵コンテの補強作業を行う。手馴れた様子で着々と作業を進める星野さんの横で、滝口・生江の女性陣は「あッ!」「ごめんなさーい」「ウワー!!」などと星野さんがドキッとする奇声を上げながら作業をしていた。


11月11日(金)
村上くんがイチゴやシューを使ったクリスマスケーキを試作した。2階事務所では完成品を見て「かわいい~」と歓声が上がるが、かわいらし過ぎて形を崩すのがためらわれ、誰も手をつけられない状態に。そこを草野さんが勇気を出して手をつけたとたん、他のスタッフも食べ始め、ケーキを堪能したそうだ。


11月12日(土)
昨日の雨から一転して好天となり、美術館もお客さまで賑わった。風が強いため落ち葉も大量に舞い、この秋の落ち葉ピークを向かえることに。子どもたちの中には、落ちてくる葉を拾おうと、一生懸命走り回っている子もいた。


11月14日(月)
石光さんが、トライホークスにいた女の子に読み聞かせをしていたところ、3 冊めを読み始めてしばらくして、コックリと居眠りを始め、とてもかわいらしい様子だった。それに気づいた母さんは恥ずかしそうにお礼を言い、その子を起こして退室された。


11月15日(火)
一部のスタッフを残して、今日から3日間の日程で社員旅行が始まる。

本日からメンテナンス休館が始まった。業者さんが大量の足場を運びこみ、まずは外壁の高圧洗浄などが行われた。北島さんによると、人もいない上にサーバーの入れ替えのためパソコンも使えない状態だったので、現場作業に集中できてとても充実したメンテナンス日だったとのこと。


11月16日(水)
天気の具合を気にしていた塗装担当の方が、朝からカフェの外壁塗り替え作業のための足場が完成するのを、今か今かと待っていた。そして無事作業に入ることができたそうだ。

一方北嶋さんは、左官のピンクの壁が削られ白くなってしまった部分を手持ちの工具で地道に塗り直していた。


11月17日(木)
バックヤードの壁の洗浄も始まる。平山さんはカッパに着替えてバルコニーの鉄骨部分も綺麗にしてくれた。


11月18日(金)
業務終了後、有志による「ボジョレー・ヌーボーの会」が大口さん行きつけの店で開催された。社員旅行居残り組みにとって、良い息抜きになったそうだ。
もちろんワインについて一番詳しいのは大口さんなのだが、実はお酒が飲めないそうだ。


11月19日(土)
中央ホールに足場が組まれ、天井扇の掃除やモーターの点検が行われた。
天内くんが生江さんに社員旅行のお土産としてインスタントのシジミ汁を買ってきてくれた。しかし年上の生江さんに対して「生江へ 風邪予防にどうぞ」という大胆なメモがついていたので、これはいかがなものか、とスタッフ内で話題になっていた。


11月21日(月)
中央ホールに組まれていた足場が半日で片付けられた。外壁洗浄の作業も終了。
夕方にはメンテナンス作業もほぼひとだんらくした。


205.11.22(火)
明日からの開館に備え、運営スタッフが全員出社し、館内のほこりや木のくずなど取り除く作業を念入りに行った。


11月23日(水)
本日からカフェで「畑ごはんのカツカレー」のメニューが始まった。
お昼近くになると館内にはおいしそうなカレーの匂いが広がり、お客さまだけでなく、スタッフの食欲も刺激した。

「めいとこねこバス」の上映が始まる。

ケーキハウスで「ハウルの動く城」のきっぷの配布が始まる。


11月24日(木)
昨日から「季刊トライホークス」の配布が始まった。今回「夢中になった読んだ本」ということでいろいろな読物を紹介してくださったのは中川李枝子さん。ディケンズやファージョンなどの、取り上げられた本は全て、「トライホークス」でも閲覧できる。


11月25日(金)
1月から上映が開始される新作短編の日本語字幕担当をしている田村さんと滝口が中島館長と打ち合わせ。今回書体を変更したのだが、田村さんによると、新しいものは「星をかった日」の作品世界にぴったりの、手書き風で温かみがありながら、どことなくクールな文字、とのこと。


11月26日(土)
トライホークスで“くるくるレイン棒”を制作。菅井さんは「作り方を知りたい!」という多くのお客さまから質問を受けた。遠方から来場されていた方も多く、材料をどこで購入できるかなど、いろいろと話が弾んだそうだ。


11月28日(月)
振替休日の小学生が多かったようで、平日にもかかわらず、朝から子どもの数が多く、また年配の方の来場も多く、賑やかな一日となった。

閉館後、クリスマス装飾のディスプレーが始まる。


11月29日(火)
閉館日を利用して、館内のクリスマス装飾が行われた。昨年とはうって変わり全館「赤」を多用したディスプレイとなっているが、展示室やカフェ、ショップの共通テーマは「ハイジ展」にちなんで“スイス”とのこと。

そのハイジ展の展示室にも手が加えられ、山小屋を再現したスペースでは、窓に雪が積もっている、という設定になった。


11月30日(水)
クリスマス装飾後最初の開館日。サンクンテラスの大きなツリーは大人気で暗くなってからはイルミネーションに魅かれて足を留めている方も多かった。