2013年10月


10.1(火)

・本日は近隣市民デー。ただいま上映中の『星をかった日』にあわせて、この作品の原作者井上直久さんを中心としたイバラードトラベリングバンドのみなさんによる、サプライズコンサートを開催しました。
中央ホールの壁画「上昇気流」の作者でもある井上直久さん。この絵の前で、『星をかった日』の音楽を担当された中村由利子さんとバンドメンバーのみなさんと、明るい音楽を演奏しくてれました。
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16時の回ではさらなるサプライズで、本名陽子さんも登場し歌声をきかせてくれました。
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最後にカフェのお店の中でも演奏し、秋の一日を楽しい音楽で彩ってくれました。

・カフェでは、今日から秋のメニュー へ変わりました。とてもご要望の多かった『麦わらぼうしのオムライス』が再登場です。老若男女問わず人気のあるメニュ―ですが、はじめての方も再会の方も、ぜひこの機会にお召し上がりください。


10.2(水)

・今日の夕方、アトリエから事務所への緊急連絡。「きれいな虹がでてます!」とのこと。たまたまこの時間に外出していた館長は、「美術館ではきっとキレイにみえているだろうなあ」と思いながら帰路についたそう。
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<アトリエ北側の空>


10.3(木)

・「かたい!!」と滝口さんの叫び声が事務所に響きました。アーモンドチョコのケースの中に、誰かがこっそりドングリを忍ばせていてまんまと口の中に入れてしまったそう。「誰かに仕掛けようと思っていたのに!!」と悔しがる滝口さんでした。


10.4(金)

・12時頃、「授乳室が満席です」とごあんないじょから全館に無線が入りました。「ご飯の時間になるとみんな一斉にお腹が減るのかなあ?」と、想像して温かな笑顔になるショップの山崎さんでした。


10.5(土)

・冬に向けて恒例の薪割りの季節がやってきました。だんだんと乾燥してきた秋の澄んだ空気の中、薪を割る心地良い音が美術館に響きます。普段は女性陣から押され気味の西川さんですが、薪割り中の背中は、なんとなく男らしさを滲ませています。
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10.6(日)

北海道立文学館の挿絵展は、開幕以来5,000人の入場を達成し、記念品の贈呈式が行われたそうです。会期はもうすぐ終了してしまいますが、朝晩はかなり冷え込むこの季節にあわせて、ショップには「ひつじのショーン」のニットとパーカーが新入荷したそうです。札幌のみなさん、ぜひお楽しみください。


10.7(月)

・昨日10/6は、いちにち三鷹の森フェスティバルでした。心配されたお天気も快晴で、当日西園はとても賑わいました。
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出演してくださったアーティストさんも6組と例年より豪勢で、青々とした芝生の上にくつろぎながら"音楽"と"食"をたっぷり楽しめる爽やかな日でした。イベント終了後も真っ暗になるまで片付けに終われるスタッフでしたが、今朝も早朝から西園に出勤し最後の片付けを行っていました。


10.8(火)

・ある日、館内にある植物パキラの実が落ちてきました。落ちた8つの種を、2Fスタッフがそれぞれ育てることになりました。「現在のところの育ち具合でいうと、僕と中村さんが抜きん出ている。」という誇らしげな市川くん。「いつの日かみんなで持ち寄って品評会を行いたい!」と熱く語っています。しかし小川くんと石光さんの2名は、もらった種をすでになくしており早々に戦線離脱してしまった模様です。
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<市川パキラ>
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<こちらは中村パキラ>


10.9(水)

・10月12日から福岡アジア美術館で「スタジオジブリ・レイアウト展」が開催されます。美術館からは、開会式に出席する西岡事務局長と、ショップの郎店長と菅野さんがショップコーナーの設営に向かいました。
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<テープカット中...ふしぎな人も混じってます>
出発の日、東京の早朝は台風で飛行機が飛ぶかどうか不安な天候でしたが、福岡はすっかり雨が上がり清々しい空気。福岡のスタッフの皆さんから「東京に行ったら、絶対ジブリ美術館に行きますね!」と嬉しい言葉を聞き、作業にますます熱が入ったそうです。
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10.10(木)

・カフェの周辺には今年もドングリがたくさん。風の強い日は、天井に銃弾のように「ダダダダンッ!」とドングリが降り注ぎ、お客様と一緒に上を見上げることしばしば。カフェの屋根にお掃除に上がると、雨どいにはどっさりと実りの秋がつまってました。
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10.11(金)

・朝出社すると、メダカの水槽のライトを付けるのが総務の日課です。運営の竹林さんは「お、メダカも出社だね。」と笑って、お仕事がんばれよーと声を掛けていました。


10.12(土)

・今日と明日は、吉祥寺駅周辺で行われている<吉祥寺アニメワンダーランド>に、美術館もブースを出して参加しました。
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ひつじのショーンやチェブラーシカと会える時間には、ステージ周辺は小さな子どもたちで大賑わい。
長くのびた行列の最後尾では、鵜木さんががんばっていました。
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10.13(日)

・秋の遠足シーズンになり、毎日館内に小さいお客さんたちの元気な声が響いています。本日も幼稚園からの遠足組が到着。ネコバスで仲良く遊び、その後はきちんと整列し、廊下で体育座りをしながらトイレの順番待ち。礼儀正しいお客様たちです。


10.14(月)

・カフェでは、引き続き「麦わらぼうしのシベリア」が好評です。年配のお客様からは、「懐かしい」や「若い方は知らないでしょう?」とお言葉をいただくことがありますが、さらによく質問されるのが、名前の由来。なぜ"シベリア"という名前なのか。<永久凍土に見立てた説>や<シベリア鉄道の線路に見立てた説>が多く聞かれますが、諸説あり、正しい答えは定かでないそうです。スタッフもキッパリ正解はお伝えできずにいますが、有力な自説をお持ちの方は、ぜひカフェで盛り上がってみてください。


10.15(火)

・トライホークスで販売になった「木のしおり」。キャラクターのシルエットと作品中の印象的な台詞が、暖かみのある木にプリントされています。3枚セットのしおりは、それぞれ<カバ><トドマツ><ヒノキ>と違う種類の木で出来ており、手触りも木目も匂いも3種類異なったものになっています。手触りを楽しむ方や匂いを嗅ぐ方、あるいは台詞を贈るのに...など、いろいろな楽しみ方ができそうです。読書には欠かせないしおり、ぜひトライホークスでご覧ください。
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<3枚セットで577円(税込)です>


10.16(水)

・本日は台風26号が襲来。美術館はいつも出来る限りは平常の状態であろうと努めていますが、本日は強風により、安全のため屋上などの一部は閉鎖となりました。一日が大きな事故もなく終わると、運営スタッフはほっと緊張が解けるのでした。
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<これは台風が西園に作っていった大きな池>


10.17(木)

・安西さんが大量のインスタントコーヒーを入手し、展示チームは功刀さん作のコーヒーゼリーで一息入れたそう。おいしいなあ、といいながらふと使用したゼラチンの成分表示を見ると、"ニッピNG"さんという会社が作っていました。運営の西川くんは、ニッピ、というあだ名で呼ばれていますが、コラーゲン禁止、とわいわい盛り上がったそうです。


10.18(金)

・今朝は開館の前に、『風立ちぬ』の海外公開に向けて、香港プレスジャンケットがありました。朝8時に集合したスタッフは、香港のマスコミのみなさんを受け入れるため、バタバタと準備しています。常設展示室に新しく加わった『風立ちぬ』のキャラクター設定や、実は映画のずっと前から展示されていたカプローニ社の飛行機の図面などを取材をしてもらい、早朝からドドっと一仕事終えた気分の広報チームでした。


10.19(土)

・何度もネコバスで遊んでくれた5歳と3歳の姉妹。ふと並んでいるお姉ちゃんの口元を見ると、何かくわえている。え?チキン?まさか...と目を疑ってよくよく見ると、それは小さな妹の腕でした。妹が大好きなのか?それともお腹が空いてぷりぷりの腕が食べたくなったのか?どちらにしても二人はとても仲良し姉妹でした。  


10.20(日)

・9日から、"LOOPWHEELER(ループウィラー)"とのコラボレーションのスウェットの今年の新デザインが発売になりました。今年は『吊り編みカーディガン』です。グレーメランジとオートミールのコンビカラーと、マリンの2色展開。紋章ワッペンの"イ"の字が、グレーは赤でマリンは黄色、で細かく刺繍されています。
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毎年スタッフにも大人気ですが、一目惚れした阿部さんは早速マリンを購入していました。
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<サイズはXS~Lまで4サイズです>

10.21(月)

・開館準備に勤しむ1F展示室のアラサー女性陣。「爽やかな朝、仕事がんばろう!」と笑顔で声を掛けあっていると、通りがかった滝口さんから、「おばさんの笑い声が聞こえたけど?」との発言が。本人達はキャピキャピしているつもりだったのに、20代の小幡さんはショックをかくせない様子でした。


10.22(火)

・テントのフレームを組み替える作業を、地道にコツコツ行っている高田君と澤登さん。僅かな組み方の違いでテントが開かなくなってしまうという見かけより繊細な作業に、手先が不器用な高田くんは苦戦しています。やっとのことで組みあがったテントはさっそくの豪雨でも大活躍。ふたりはそのテントを「Jr.」と名付け、まるで我が子のように大切にしています。


10.23(水)

・『パンダコパンダ』のDVDの在庫状況について無線で質問をしたショップの関根くん。口が回らず、「パンパカパンダの...」という無線が流れた瞬間、ショップスタッフは全員がずっこけていました。


10.24(木)

・朝一番にネコバスに来た男の子とお母さん。遊んでいる男の子を見ながら「いいなー、代わってよー」というお母さんに対して「やーだよー。」と男の子。さらにお母さんが「お願い!今日一日だけ、小学生を変わって!宿題も全部やってあげるから!」というと、宿題をやってくれるというお願いに少し心を動かされかけたようでしたが、「ううん、やっぱりだめ!」ときっぱりネコバスを選んでいました。


10.25(金)

・カフェの渡辺店長と丸山くんがテイクアウトコーナーで出している「風の谷のビール」について取材を受けました。試飲し選び抜いた10何年も前、一番の味を選んだ所、偶然"風の谷"という名称で驚いたことを振り返ります。「"麦わらぼうし"は、農作業をされている方への尊敬の意味もある名前なんですよ」という丸山くんの回答に、取材にいらした方は「てっきりジブリ作品のなかから選んだ"風の谷"のフレーズや、めいちゃんのむぎわら帽子だと思い込んでいたので、真面目で手作業を大事に考えていることに本当に感動しました!」と言ってくださり、丸山くんもにっこり。嬉しそうでした。


10.26(土)

・クリスマスに向けての準備が着々と進んでいます。テーマを考えて、毎年スタッフがいろいろ集めていますが、今年は根本さんが自宅から立派な壺をもって来ました。「普通にこんな壺があるって、どんな豪邸に住んでるんだろうね!?」と、根本さんの私生活を覗いて見たい衝動に駆られるのでした。
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<クリスマスに向けて集められたものたち>


10.27(日)

・屋上でロボット兵を見てきた女の子が、「あのロボット、死んじゃったと思ってたら、ここに居たんだね!」と、興奮して教えてくれました。「あのロボットは、優しいから好き。」と心の底から喜んでくれていました。


10.28(月)

・お母さんに抱っこされて大泣きしていた男の子。一体どうしたことかと心配になりお母さんに聞いてみると、テラスで色づき始めたミカンが食べたくて泣いていたようです。たわわに実って美味しそうなミカン。気持ちは良くわかります。


10.29(火)

・女子ロッカールームに入った伊神さんが目にしたのは、床に転がった青リンゴ。休憩室でお昼を食べていたスタッフに「誰の落し物だと思う?」と聞くと「...島崎さんじゃない?」「...島ちゃんだね」と満場一致。島崎さんは果物好きで、いつも色々な種類の果物を食べているのです。この青リンゴはトキという品種でした。島崎さんのオススメだそうです。


10.30(水)

・カフェの周りには、こんな落し物がよくあります。
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ちょうちょのようで、コマのようでもありますが、正解はドングリの殻斗(かくと)です。帽子や袴などと呼ばれる部分。ドングリの種類を調べたい時は、この殻斗の形も大切な判断材料になるのです。ちなみにカフェの上のドングリは、コナラです。


10.31(木)

・ごあんないじょに内線電話をかけた深谷さん。いきなり大きな声で、「何言ってるの、秋田さん!?」と驚きの声をあげている。何事かと思ったら、「秋田さんに『どちら様ですか?』って聞き返されちゃったよ!」とのこと。周りは大笑いでしたが、「俺の声が分からなくなるなんて...」と12年の付き合いですが不安になる深谷さんでした。いつまでも新鮮な関係でいてください。