2025年7月 ~天空の世界~


7.1(火)

・寺田倉庫で開催中の「ジブリの立体造型物展」で上映されている約6分の映像作品『空想の空とぶ機械達』。このポストカードが再発売になりました。人類の憧れである「空を飛ぶ」という空想が生み出した、不思議な動力で飛ぶ奇妙な乗り物の絵柄は、眺めているだけでも想像力が刺激されます。
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7.2(水)

・よく目を凝らしてみると、木の幹にセミが。まだ6月が終わったばかりと思っていたら、あっという間に真夏を思わせる気温になり、セミだって動揺して早め行動をしていそうです。パティオでは、夕暮れにさっそく大きな鳴き声が響いていました。
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7.3(木)

・ノートと鉛筆を持っていた小学生の女の子。「何を描いているの?」と尋ねると「夏休みの宿題。面白いものがあったら、メモをしているの!」と受付の天井をじっくりみつめて、熱心にメモををとっていました。
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7.4(金)

・受付の前にあるミストのでる扇風機。今日も多くのお客様に囲まれ、大人気です。
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7.5(土)

・連日の暑さの中、美術館に住む虫たちは朝から元気いっぱいの様子。カマキリから戦いを挑まれている柱です。
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7.6(日)

・今月の土星座上映作品は『めいとこねこバス』。映画の上映中、「ネコバスー!」「トトロー!」と、子どもたちのまるで推しを呼ぶような声がたくさん聞こえてきます。何かが登場するたびに歓声や笑い声でにぎやかな日々。見終わった後、「さんぽ」を大声で歌いながら出てくる子たちも大勢います。
20250706.jpg<小さい映画館土星座>


7.7(月)

・今夜は七夕。子どもたちが短冊に書いた願いがみんな天まで届きますように。
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7.8(火)

・どうみても鼻がついたような面長顔の不思議な形のナス。村上さんの手によって丁寧に調理され、おいしいカポナータとして生まれ変わりました。
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7.9(水)

・カフェの飲みものに、麦のストローを使える季節になりました。子ども達が不思議そうだったり丁寧に持って帰っているのを見かけると、なんだか嬉しい田中さんでした。
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7.10(木)

・ステンドグラスの影で泣いていた5歳の女の子。一体どうしたのか尋ねると、絵を描くことが大好きなものの、常設展示室で見た絵があまりにも上手でショックを受けてしまったとのこと。どうしたらあんなに上手に描けるのかと、悔しさから涙がこぼれてしまったそうですが、その経験こそが、きっと彼女の成長の原動力になるはずです。
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7.11(金)

・ロッカーに置かれていた根津くんの私物が赤だらけなことに気付いた高田くん。本人に理由を尋ねると、目をメラメラ炎のように輝かせながら、「赤いものを身につけると情熱的な気持ちになれるんです!」と太陽にも勝てそうな力強さで答えてくれました。今日は涼しい日でよかったと思う高田くんでした。
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7.12(土)

・夏休み時期は、3世代でお越しのお客様も多くお見かけします。今日は5人家族できた、というお母さまが、ショップで「ふるさとの伝承」のDVDを手に迷っていました。民間伝承やお祭りが大好きでこの映像作品の魅力を語りたいスタッフが、「中部」編をおススメすると、「買って帰るわ!」と共感してくださいました。ご家族で楽しんでくださるとうれしいです。
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7.13(日)

・今日の夏空もとても鮮やかで思わず夏の思い出の1枚を撮影したくなります。トトロのニセ受付での撮影も、夏らしさが楽しまれています。
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7.14(月)

・「ジブリの立体造型物展」の手提げ袋をお持ちの女性。お話をすると、ジブリ美術館の後は「高畑 勲展」に行くとの事で「3 つハシゴします!」と夏空のように元気な笑顔で教えてくださいました。スタジオジブリ関連施設の紙袋を手にした方たくさんいらしています。
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7.15(火)

・明日からカフェに登場する新メニュー。メニュー開発に携わっていた中西くんは、器や彩りで何度も頭を悩ませていました。そんな中、「館長から『真ん中にゆで卵の黄色を入れたら』とアドバイスをもらったら、とても良くなった!」と嬉しそうに話していました。石光さんからは「量が少ないのはいや」とせまられていましたが、多くの想いが詰まった新メニュー、ぜひお楽しみください。
20250715a.jpg<実は同じ量です>


7.16(水)

・ショップでは気球柄のTシャツが新発売になり、夏本番の賑わいが一層増しそうです。
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7.17(木)

・久石さんとロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団のスタジオジブリフィルムコンサートのツアーが、いよいよ東京でファイナルを迎えます。本日の東京ドームは大変な倍率ですが、「せっかくだから、三鷹の森ジブリ美術館も行ってみよう!」とさらに予約をがんばってくださった方がたくさんいらっしゃるようで、本日の館内はいつも以上に、ものすごい熱気に満ちあふれていました。世界中から集まったファンの皆さんの勢いに、スタッフも驚くほどでした。


7.18(金)

・トライホークスのウィンドウが夏の装いに変わりました。夏らしい本との出会い、お楽しみください。お待ちしています。
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7.19(土)

・小学校6年生の男の子が、文庫『君たちはどう生きるか』と、ジブリの教科書シリーズ『君たちはどう生きるか』 のどちらを買うかとても悩んでいました。表紙の好みで迷っている様子でしたが、トライホークスのスタッフがそれぞれの本の内容の違いを説明しました。すると男の子は、「こっちは映画で眞人が読んでいた本か!じゃあこっちにする!」と、文庫版を選んでくれました。しかし、教科書シリーズの方もどうしても読んでみたいと、お父さんと交渉を始めました。「お小遣いを少し出すこと」と「学校でも読むこと」を条件に、無事交渉が成立。最終的に2冊ともお買い上げくださいました。
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7.20(日)

・ショップは『めいとこねこバス』に合わせた店内になっていますが、映画を観終わった子ども達は興奮そのままに、「あ!おばけトトロいっぱい!」と、楽しんでくれています。
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7.21(月)

・草木に潤いを与えたい朝。みんなお水をとってください、と願いたくなる気温です。
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7.22(火)

・夏の太陽が映し出す光が、蝶をより一層美しく魅せます。「ああ、蝶々がきれいだなあ」という発見だけもで幸せになれる吉松さんでした。
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7.23(水)

・図書閲覧室「トライホークス」では、夏休みにおすすめの本を揃えてみました。冒険や旅、どこか違う世界に一気に連れて行かれる本は、読み終わった後も不思議な気持ちがゆっくりと長く続き、大人もドキドキします。
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7.24(木)

・地下1階の常設展示室「動きはじめの部屋」の展示物は、「ジブリハウス」とよばれるたくさんの映画の仲間たちがつまった建物があります。開けて良い扉の奥に何か違う世界が広がっているのですが、「見落とした!」と言われることもしばしば。実は開けるとこんな空間が広がっている小窓もあります。
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7.25(金)

・空を見上げているお客様が、「わあ......」と言ったきり、しばし立ち止まってしまうような時間がありました。
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7.26(土)

・毎日暑い日が続きますが土日祝限定屋台も元気に頑張っています!お昼過ぎに高田くんから「アイスの差し入れを持ってきたよ」と言われた田中さん。「気がきく〜!」喜んでいましたが、ラムネを冷やすための氷と分かり、言葉を失っていました。
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7.27(日)

夏空が広がる屋上に、今年もパラソルが立ちました。ミストも出るので虹が見えたりと、子どもたちに大人気です。
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7.28(月)

・猛暑が続くこの夏、屋外から室内に入ると、思わず「はー、涼しい!」とため息が出てしまいます。休憩室で休んでいてもぐったりしてしまうほどの暑さですが、そんな時「スポンジも笑ってるから!」と、ムードメーカーの成田くん。暑さに負けず笑顔を取り戻すようにしていました。
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7.29(火)

・トライホークスのウィンドウに飾るワニを羊毛フェルトで作った小泉さん。フェルト作品の先輩スタッフを見習いながら、腕を上げています。さまざまな動物たちは子どもたちからも人気です。
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7.30(水)

・これは一体何階のどこから見た光景でしょうか?なんだか異次元をのぞいた気持ちになる窓です。
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7.31(木)

・「メニューの中に麦茶があることが、子どものため、という感じがしてとてもいいです。」と話してくださったお客様。麦からカフェで煮だしていることを伝えると、「ぜひ飲みたい!」と麦茶を注文してくださいました。実は隠れた人気メニューで、夏らしさを味わえる一品でもあります。
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