2026年1月 ~ぽろり~
1.3(土)
・2026年、最初の日。開館の鐘がなりました。今年もすばらしい日本晴れの初日です。本年もどうぞよろしくお願い致します!

1.4(日)
・『山脇百合子の仕事部屋』展 のおたよりコーナーでは、山脇さんの描いた年賀状に足を止める方が多く、新年らしい会話が生まれています。
<山脇さんの描いた干支の動物がどれもかわいすぎて>
1.5(月)
・1歳の男の子を連れたお祖母さん。ネコバスルームで元気いっぱいに動き回る男の子は、少し滑りやすい場所でバランスを崩しそうになっています。ハラハラと見守るスタッフをよそにお祖母さまは少し離れた場所から、楽しそうにその様子を眺めていました。「100%安全な場所なんて、どこにもないのだから。ここは危ないんだって、遊びながら自分で学んでいけばいいんですよ」と、宮﨑さんと全く同じことをおっしゃったその潔くも温かなお言葉に、背筋が伸びるような思いのスタッフでした。

1.6(火)
・今回企画展示で取り上げている山脇百合子さんにちなみ、「たからさがしとお手紙のじかん」というイベントを行いました。集まってくれたのは、約40名の小学4年生たち。今日は子どもたちだけで館内を巡る小さな「たからさがし」の探検を行います。

<まずはスタッフと仲良しになるゲームをしてもらいました>
探検中に心惹かれたものや「たからもの」と感じたものを見つけ出したらスケッチを開始。描き上げられた絵は、そのまま大切な人へ届ける「オリジナルポストカード」に仕立てあげます。



スケッチができたら、カフェ「麦わらぼうし」でおやつの時間です。メニューは、山脇さんがご家庭でもよく作られていたという、甘く優しい香りの煮リンゴと、ぐりとぐらに登場したようなおおきなカステラ。カフェスタッフが腕によりをかけ、何度も試作したカステラの甘い香りが立ち昇ります。自分たちで思い思いにデコレーションをしたカステラと温かなミルクと一緒にいただきました。

おやつを食べながら、山脇百合子さんの絵手紙を参考に「自分の発見」を手紙にしてもらいました。


最後は疲れてすこし眠そうだったり、スタッフとまるで兄弟みたいになっていた子もいましたが、どの子もみんな、自分らしい時間をすごしているようにみえました。
いつの日か、今日のこの時間がかれらの「たからもの」になりますように。
1.7(水)
・今日の閉館後、お正月のお飾りははずされる予定です。この海老と亀は、実はスタッフの山川さんの手作りお飾りでした。また来年ご覧いただけたら嬉しいです。

1.8(木)
・閉館後、少し残って業務をしていたカフェの根津さんと曽我さん。残業申請を書いていましたが、提出先はここで大丈夫でしょうか?


1.9(金)
・今夜よる9時の金曜ロードショー『かぐや姫の物語』気分を盛りあげようと、ショップでポスターの貼り替えをしています。お父さんお母さんの顔もあるスタッフは、なんだかすでにもう泣きそうになってます。

1.10(土)
・カフェで花瓶の水替え中。トトロの傘みたいに、大きな葉っぱは大人気でした。

1.11(日)
・作画机の横で映写機が映し出す「走る馬」の映像。それをご覧になったお母様から、「今年は午(うま)年だから、馬の映像を流しているのですか?」とのご質問が。

作画をするアニメーターのみなさんは徹底的に世界を観察しています。「馬の脚は走行中に4本とも宙に浮くことはない」といったうわさがあれば、「本当かな?」と自らの目で真実を確かめるために実写を調べ、その動きを深く理解しようとします。エドワード・マイブリッジという写真家が連続写真撮影によって、馬が跳ぶように走る際にすべての蹄が地面から離れることが証明されました。そんな映像をみていると、真実を確かめ命を吹き込むのは、地道な探究の道なのだと感じるのでした。
1.12(月)
・「朝、中央ホールを撮影した」とみんなに画像を見せていたショップの高田くん。実は、新たに販売になった「みにちゅあーとキット」の完成品の画像で、誰かが気づくかを試していました。全員まったく気づかず「本物だと思った!」と、スタッフも驚いていました。その画像がこちら。どちらが本物かわかりますか?

<2枚目がほんとうの中央ホールです>
1.13(火)
・ある場所のドア。最近の子どもたちにとっては出会ったことのない珍しい開け方のようで、どうやって開けるの!?と、新しい扉に挑戦したがっているところをよくお見かけします。

1.14(水)
・カフェデッキの手洗い場のネコの蛇口が新しくなりました。たくさんの子たちにさわられてだんだんと金色になってくるのですが、今だけは、真っ黒な黒ねこ!ジジでも使い魔のトーマスでもない、しゃべらないけど美術館オリジナルの猫たちがごはんの前に待ってます。

1.15(木)
・お年玉を握りしめ「紋章ネックレス」をレジに持ってきてくれた小学生の男の子。自分用かと思いきや、お父さんへのプレゼントとの事で、内緒で買いにきてくれました。
<マンマユート団のボスもサプライズ>
1.16(金)
・佐野さんと打ち合わせをしていたショップの須田さん。「今日はなぜだか、普段の佐野さんよりグッと胸に訴えるものがあった。」とふしぎそうに言っていました。それは胸からチラリと見えるTシャツのせいでした。

1.17(土)
・昨日からはじまった映画祭「ジブリ美術館ライブラリー 20周年記念映画祭」を記念し、トークイベントが開催されました。登壇されたのは、チャイルド・フィルムの工藤雅子さんと、西岡さん。お二人からミッシェル・オスロ監督作品の魅力のみならず、専門的な解説を交えながら語られるエピソードに、客席の皆さんは真剣な面持ちで耳を傾けていらっしゃいました。
なかでも、高畑勲監督とミッシェル・オスロ監督の間に流れる表現の共通点や、世界を捉える独自の視点についての解説は、非常に深く興味深いものでした。

1.18(日)
・事務所の留守をひとり任された加藤さん。いつもは頼もしい先輩が誰かは回りにいるのですが、こんな時に限って次々とイレギュラーが起こり、孤軍奮闘。必死に対応していましたがついに抱えきれなくなって、 「あー、もうダメだ......!」 と、心の声がぽろり。そこへ戻ってきたみんなから、「落ち着いて!」「そうそう、モチついて!」とからかわれているのかなんだかよくわからない励まされ方をしていましたが、かえって加藤さんは真顔で冷静になり、元気も回復したようでした。

1.19(月)
・あるお客様より、「赤松が大好きで、これまでたくさんの写真を撮ってきました。もしよければ、スタッフの皆さんで見ていただければと思って......」と、写真入りのお手紙をいただきました。それはまるでステンドグラスのようにキラキラと輝く手の込んだものでした。 先月、たまたま赤松の隣の席でお食事をされ、帰宅後にホームページで伐採のお知らせを知ったのだそうです。
「寂しいけれど、この松は本当に幸せだったと思います。スタッフの方々に一生懸命お世話をされ、カフェを訪れるお客様や皆さんに、こんなにも愛されて......」との言葉に、スタッフも思わず胸が熱くなり涙がぽろり。
他にも赤松に話しかけるように長い時間を過ごされている方や、また別の方で、幹に両手を当てて目を閉じ深い物思いにふけっていらっしゃる方など、今月は静かなお見送りをよくおみかけしています。
<在りし日の赤松>
1.20(火)
・ここからはじまる物語の入り口。冬は特にランプが幻想的で、ドキドキします。

1.21(水)
・落ち葉がなくなると螺旋階段もスッキリして見えます。外の風景が見えるようになると目線が動きますので頭上にもご注意ください。

1.22(木)
・スタッフが屋上でネコヤナギを愛でていると、小学生の男の子が「それって冬にしか咲かない植物だよね!」にこにこ話しかけてくれました。最近とても寒い日が続きますが、なんだかふわんと暖かな時間でした。

1.23(金)
・ちょっとあやしい暗さの「動きはじめの部屋」。この展示室にある「ジブリハウス」は、歴代スタジオジブリ作品がひとつずつ入っています。あれ?あの作品が見つからない?と思ったら、別館や横の扉にあるのかもしれません。監督がいる部屋の扉もどこかにあるので、色々探してみてください。


1.24(土)
・山脇さんの集めていた、シウマイについているひょうちゃん。展示室に置いてあるのをみると、「私も集めてる...!」という表情で手に取られる方がとてもたくさんいらっしゃいます。

1.25(日)
・使い込んできた開館や閉館の鐘が新調されました。絶対音感をもつ田中くんによると、「鐘の音のトーンは高くなりましたが、「ラ」から「ソ」に音が変わりました」とのことです。

1.26(月)
・今朝、メジロたちが遊びに来ていました。冬枯れの枝にとまる若草色のはつらつとした姿は、凍てつく気温の中、ちょっと元気をもらえました。

1.27(火)
・山脇百合子さんが自作されていたスタンプから生まれた美術館オリジナルのスタンプは、可愛らしくて大人気です。スタッフもよく使っていますが、館長のスケジュール表にも押されていました。なんだか充実した気持ちが共有できる幸せなグッズです。山脇さんありがとうございます。



1.28(水)
・凍える冬の夕刻。屋上で見守ってくれてるロボット兵の背中です。

1.29(木)
・先ほど、ほんのちょっと雪が降りました。幻想的な黄昏時を迎えています。

1.30(金)
・【三鷹の森アニメフェスタ2026】特別上映のお知らせがはじまりました。

古今東西の傑作アニメーションを上映する第一部と、長編映画『Flow』特別上映 & 作家・イラストレーター ぬまがさワタリさんトークショーの第二部。今年もどちらの部も魅力的で、さっそく応募が相次いでいます。
1.31(土)
・提出物を管理していたカフェスタッフの宇田川さん。Excelで「未提出」の「未」でソートし提出するつもりが、うっかり「巳(み)」で上書き。部署ごとに提出する表でしたが「カフェスタッフだけ全員へび......」とシュールな状態にひとりあたふたされていました。
