「三鷹の森アニメフェスタ2026」第一部上映作品


第一部上映作品※年代順に掲載

『Somewhere in Dreamland』(1936年/アメリカ/Dave Fleischer/9分)

somewhere in dream rand.png© Fabulous Fleischer Cartoons Restored
幼い兄と妹は、貧しい母のために薪を集めて家へ持ち帰る。 質素な夕食を終えて眠りについた二人は、やがて夢の世界へと誘われていく。そこには、アイスクリームのコーンが立ち並び、ポップコーンの畑が広がり、チョコレートシロップの川がゆったりと流れていた。


『Every Child』(1979年/カナダ/Eugene Fedorenko/6分)

Every Child.JPG© 1979 National Film Board of Canada - All rights reserved
生まれながらにして行き場を失った赤ん坊が、大人たちの手から手へと渡されながら、次々と異なる家を巡っていく。
「すべての子どもには、名前と国籍を持つ権利がある」という普遍的なメッセージを描いた作品。


『Wat's Pig』(1996年/イギリス/Peter Lord/11分)

Wat's Pig.jpg© Channel Four Television Corporation MCMXCVI
生まれたその瞬間に引き離された二人の王子。別々の運命を歩んできた彼らは、国を揺るがす危機をきっかけに、思いがけず再会することになる。
画面分割の手法を用いて二人の人生を同時並行に描き出す、視覚的にも印象的な作品。


『Erlkönig』(2015年/スイス/Georges Schwizgebel/5分)

Erlkönig.jpg© 2015 Schwizgebel
父と息子が森を駆け抜けていく。病に侵された子どもは、魔王の姿を見たと思い込み、その妖しい誘惑と恐怖にとらわれていく。
ゲーテの詩「魔王(エルケーニヒ)」と、シューベルト/リストの音楽に基づく作品。


『Ties』(2019年/ドイツ、ロシア/Dina Velikovskaya/7分)

Ties.jpg© Interfilm Berlin/Dina Velikovskaya
親と子のあいだには、切り離すことのできない強い結びつきがある。
ひとりの若い女性が、親元を離れて外の世界へ踏み出そうとしたとき、その一歩は自由への旅立ちであると同時に、親の世界そのものを大きく揺るがす出来事でもあった。


『SHISHIGARI』(2019年/日本/押山清高/17分)

SHISHIGARI.png© 2018 Kiyotaka Oshiyama/DURIAN Inc.
北国の山深く、山の恵みを授かり、生きてきた人々がいる。年頃になった少年は、初めての狩りをしに山奥へと足を踏み入れた。
目指す獲物は「クロシシ」。山は生と死が紙一重にある世界。時として自然は牙をむく...。


『Daughter』(2019年/チェコ共和国/Daria Kashcheeva/15分)

Daughter.png© FAMU & MAUR film
病院の一室で、娘は幼い頃のある記憶を思い出す。それは彼女が子どもの頃、傷ついた鳥との体験を父と分かち合おうとした瞬間だった。誤解と、交わされなかった抱擁の記憶は、長い年月を経て、この病室にまで引き延ばされてきた。
そして、小さな鳥をめぐる出来事が、父と娘の時間を静かに揺り動かしていく。


『Ice Merchants』(2022年/ポルトガル/João Gonzalez/14分)

IceMerchants.png© Ice_Merchants
父と息子は毎日、断崖に取り付けられた目もくらむほど高い場所にある極寒の家から、パラシュートで飛び降りる。彼らは地上のはるか彼方にある村へ向かい、日々作り続けている氷を売りに行くのだ。
第95回アカデミー賞短編アニメーション部門ノミネート作品。


『ブルースのステップ』(2024年/日本/櫻井嘉那子/3分)

buru-sunosuteppu.jpg© 2024 Kanako Sakurai
作者自身の実体験から生まれた物語。祖母との日々を振り返りながら、ひとつひとつの体験を"記録"として映像に残していく。
三鷹の森アニメフェスタ 第23回インディーズアニメフェスタ審査員賞受賞作品。