2005年01月


01月03日(月)
今年最初の開館日を迎えた。今年も門松が関係者受付に設置され、スタッフも気分を一新。館内のあちこちで「あけましておめでとうございます」の言葉が聞こえ、朝礼では吾朗さんから「いつもと変わらず気を引き締めて頑張って行きましょう」との挨拶があった。

ところで朝スタッフが出社すると、美術館の敷地内には年末に降った雪が綺麗に残っていた。大急ぎで外エリアスタッフが雪かきを行ったが、雪がコチコチで大変。
作業は午前中にほぼ終わったのだが、一息つく間もなく閉館まで別の作業に追われたそうだ。


01月04日(火)
トライホークスで菅野さんが、子どもたちが持って遊べる「クルクルレイン棒」なるものを制作。細い木の棒におよそ3ミリ幅の縦長に切ったオーロラテープを貼り付け、手に持って回すと様々な形になって楽しめるおもちゃだ。「作り方を教えて!」と女の子に大人気で、メモをとっているお母さんもいたそうだ。


01月05日(水)
厚樹くんが今年に入ってからポジティブになったと評判。確かに、電話や会議などの態度が去年に比べてテンションが高くて明るい。その理由について、本人は「去年は大殺界だったけれど、今年は上り調子だから」と訳のわからない説明をしている。


01月06日(木)
駅伝大会に備えて、豊村さんと澤田さんの女子チームが朝8時30分から公園で1時間ほどのトレーニングを始めた。実業団で走った経験があり、男子並みに速いと評判の豊村さんは、自分が納得できる走りができるよう調整しているようだ。


01月07日(金)
館内に飾られた鏡餅が下げられ、バックヤードで細かく割られた。北嶋さんと生江さんを中心に、ハンマーや木づちなどを使っての作業は、さすがに4回目ともなると慣れたもので段取りよく1時間ほどで終了。ぜんざいにして食べるのを心待ちにしているスタッフが大勢いたのは言うまでもない。


01月08日(土)
土星座のパンフレット売り場で3歳くらいの女の子が背伸びをして「ねこバスの絵本下さい!」と、買い物に来てくれた。それを見ていた西川くんは「『はじめてのおつかい』みたい」とほほえましく思ったそうだ。


01月10日(月)
「めいとこねこバス」の上映が本日で終了し、明後日からはピクサーの短編映画に替わるため、閉館後にフィルムのかけ替え作業が行われた。終了したのは11時過ぎ。旦那さまの誕生日という北嶋さんは「ケーキ作らなくちゃ!」と大急ぎで帰宅したそうだ。


01月11日(火)
昨日のフィルムかけ替えにともない、ホワイエの掲示板やポスターなどをピクサー関連のものに取り替える作業を行った。


01月12日(水)
おじいさんやおばあさんと来場している子どもたちが目立つ。お年玉代わりなのか、本などを買ってもらっている子も多い。菅野さんは、北海道の富良野からお孫さんと一緒に来たおばあさんと「北海道はまだ冬休みだから、今どこに行っても空いてていいですね」と話しながら、寒い地方の特権を感じたそうだ。


01月13日(木)
ノーベル科学賞受賞者のピーター・アグレさんが来場。屋上庭園のロボット兵や要石などを喜んで見て回っていた。


01月14日(金)
松下くんが中心になってショップにミッシェル・オスローさんのコーナーを設置した。額装した絵を展示し、映像を流しながら「キリク」や「プリンス&プリンセス」のDVDなどを販売している。


01月15日(土)
事務所で風邪を引く人が続出している中、特に重症なのは風邪と花粉症を併発している滝口さん。昨日の夜はマスクをして眠ったところ、鼻水のせいで窒息しそうになったとのこと。


01月16日(日)
アニメーション文化に関する研究者に対して助成する「アニメーション文化活動奨励助成制度」の公募が『広報みたか』に掲載された。担当の三好さんは「応募が一人も来なかったらどうしよう」と早くも弱気だ(このウェブサイトにも詳細を掲載していますので、興味のある方はどうぞ)。


01月17日(月)
2月20日に三鷹産業プラザで開催する「三鷹の森アニメフェスタ2005」の上映作品が決定して、深谷さんがほっと胸をなで下ろしていた。今年は第一部では「こぶとり」や「おこんじょうるり」といった子ども向けの短編人形アニメーションを上映。
第二部では俳優の西村雅彦さんをゲストに「役づくりの魅力」というテーマでトークと上映を行う(こちらもこのサイトにて詳細をご案内中です)。


01月18日(火)
年に一度の健康診断の日。毎年恒例のことながら、この日に焦点をあててウエイト調整に励んできた石光さんは「痩せた」と喜んでいたが、その量は100グラムほどだったらしい。こういうオチも毎年恒例のような気がする。


01月19日(水)
昨年に引き続き、カフェでは15時からの限定メニューでスフレを企画中だ。前回はバニラ味だったのを今回はチョコかチーズ味に、ということで、村上くんは悩みながらも日々試作を繰り返している。一方、佐藤シェフもオーブンを使った冬野菜入りのグラタン系メニューを企画中。この料理には細くスライスして揚げたジャガイモも入っているそうで、どのような料理になるか楽しみだ。


01月20日(木)
女性誌の取材で加藤ローサさんが来場。地下一階「動きはじめの部屋」で、絵が動いて見える不思議を体感し、感嘆の声を漏らしていたそうだ。


01月21日(金)
2月からのカフェ新メニューの試食が行われた。実はこの日は吾朗さんの38回目の誕生日。カフェではカスタードたっぷりのマロンケーキを用意し、スタッフが「ハッピーバースデー♪」と歌ってお祝いした。普段クールな吾朗さんも嬉しさを隠せない様子だった。


01月22日(土)
4歳くらいの女の子が、トライホークスのレジ脇に飾ってある十二支の飾りを見て「ね、うし、とら…」と土屋さんに順番に聞かせてくれた。続いて自分の干支、次にお父さんの干支、最後にお母さんの干支を教えてくれようとしたのだが、「年がバレちゃう!」とお母さんに慌てて止められていた。そのやりとりに部屋中がとても和んだそうだ。


01月24日(月)
旧正月が近づき、アジアからのお客様が増えている。本日は上海から30人ほど小学生が来場した。


01月25日(火)
屋上庭園の冬枯れしたススキなどを刈る作業が行われた。丸坊主状態なってしまったが、実はここでは新しい芽が春を待っている。お楽しみに。


01月26日(水)
韓国からのお客さまが多く、染谷さんが「お会いできて光栄です」と、入り口でガイドブックを見ている男性から話しかけられて、びっくりしてしまったそうだ。


01月27日(木)
閉館時刻にスタッフが作業していると、小さな女の子がお母さんから「お姉さんに “あれ”を見せてあげたら?」と提案された。女の子は手すりの格子に『ラピュタ』の飛行石を持った右手を突っ込み、「早くこれを! う、み、に、捨て、てー!」とシータのまねをしてくれた。そのあまりのかわいらしさと真剣さに居合わせたスタッフは大喜びだった。


01月28日(金)
美術館映像作品の制作も終りに近ずいて疲れているせいか、田村さん得意の言い間違いやら書き間違いがさらにひどくなっている。「オーシャン・ビュー」が「オーサンブー」、「ブエナビスタ」が「ブエナブスタ」と新たな伝説を作ったうえに、この日は机さん宛のメールを「ありがとうございまし。」で終わらせていたそうだ。


01月31日(月)
スペインのテレビ局のクルーが取材のため来場。約束時間に1時間ほど遅れて来たのだが、時間いっぱいに美術館を見て、興奮気味に陽気にはしゃぐ彼らの様子に、広報の机さんも少し押され気味だった。