2013年8月 


8.1(木)

・今日は事務所の席替えや引越しがあり、机や棚などの入れ替えで大騒ぎ。昨日、一足先にアトリエに引越しを済ませた内野さんの、「今日の引越しはどうでしたか?」の質問に、「えっと、船頭が7人いたの。」との答えが。お察しください。


8.2(金)

・「その本、イヤー!」とトライホークス室内から女の子の叫び声が聞こえる。3歳くらいの女の子が、おばけの本を怖がっている。その子のお父さんが「面白そうだから読んであげるよ。」とニヤリとしながらにじり寄っていたが、女の子は嫌がってついには部屋から駈け出して行ってしまった。その様子を見ていた周りのお客様はみんな、「ふふふ」とつい口元が緩んでしまいました。


8.3(土)

・『風立ちぬ』が公開され、「観たよ」と言ってくれるお客様が増えています。ショップでは「風立ちぬ」コーナーで、4分間の予告編や、主題歌「ひこうき雲」のPVを流しているのですが、男性が立ち止まって歌を口ずさんでいる姿を目にします。夏休みに入った少年たちが合唱していた事もあり、どうも意外と男心をくすぐっているようです。


8.4(日)

・夏休みも中盤を過ぎたからか、子ども達の中には宿題が気になっているような会話も聞こえてくる。企画展で熱心に展示を見ている小学生の男の子2人組。夏休みの自由研究にと、展示室にある「針穴写真機」を選んだよう。スタッフに作り方を聞いたり、じっくり観察したりしてくれていました。


8.5(月)

・一階常設展示室にいる、"怪人ジブリブリ"を象ったキーホルダーを見つけたお客様に、"ジブリブリ"について質問を受け、「疲れると、肩に乗るんですよ...。」と、ご案内していると、「私は、足に。」「私は、腰に。」と、福島さんと阿波谷さんが重い体をさすりながら登場しお客様を囲んでいました。


8.6(火)

・「この音は何?姿が見えない」とセミの声を聞いて驚いているテキサスからいらしたという男性。セミ自体のことはご存じのようですが、実物は見たことがない、とのこと。ちょうど出口周りで脱皮したばかりのセミとその抜け殻を見てもらうと、とても喜んで観察されていました。
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<これが...>
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<こうなりました>


8.7(水)

・カフェデッキのワゴンに素敵な屋根がつきました。さらにお店らしく、たのしい雰囲気になったワゴン。夏のあいだの期間限定ですが、ますます明るく、活気に満ちたお店になりそうです。
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8.8(木)

・先月、知らずに赤ちゃんカマキリを胸につけていた田倉さんが、この日は羽化途中のセミが頭に降ってきたそう。アメリカでは周期ゼミといって13年~17年に一度の大発生年があるそうですが、今年は美術館の当たり年なのか、毎日羽化する姿が目撃されています。


8.9(金)

・ジブリ美術館オリジナルスカーフ「天井フレスコ画」の販売が始まりました。本当の受付の天井のフレスコ画をモチーフに、全38色を手捺染(てなっせん)で刷ったという、職人さんもびっくりされた前代未聞のスカーフです。
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開発から約一年半以上かけて手元に届いた商品を前に、「ここはこうやって、点描で描いてるんだよ。」
「若い女性が一生懸命刷っていて、チームワークがとにかく良かった。」と、熱く語る郎店長でした。


8.10(土)

・今朝、カフェでセッティング中の渡邊店長の手伝いをしていた大口さん。カフェの店内にたくさんある麦わらぼうしの中に、新商品「菜穂子の麦わらぼうし」が飾ってあるのを見つけました。
「これ飾っているのですね。」となにげなく話しかけると、渡邊さんは、「いつか、菜穂子が取りに来るかもしれないと思って・・・。」とまじめな顔で言うのでした。あまりのロマンチストぶりに大口さんは固まるのみだったそう。


8.11(日)

・本日は、三鷹の明星学園で「むらさき祭り」が開催されました。とても暑い日だったのでオープニングの時間には人影はまばらでしたが、少しづつにぎわってきました。しかし夕方からはまた大雨に襲撃され、大急ぎで荷物を非難させていた鵜木くん。ところが、ぬかるみにはまり、大転倒してしまったそう。その様子をみていた深谷さんは、心配するどころか"スライディング・ゴリラ"と命名していました。鵜木くんの運んでいた深谷さんのカバンは、泥まみれで届けられたそうです。


8.12(月)

・この日もゲリラ豪雨が、ちょうど閉館時間に直撃。バケツをひっくり返したような雨に雷も加わり、外に出るのはかなり恐怖を感じる土砂降り。しかし、なんとそんな豪雨の中をくまやの保延さんがただ阿波踊りの練習のためだけに、美術館までやってきました。恐るべし'踊る阿呆'の阿波踊り魂。しかもびしょびしょに濡れながらも実家から届いたぶどうを持って来てくれました。そんな保延さんが命がけで持って来てくれたぶどうは、すごく甘くて美味しかったそうです。
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<魂のぶどう>


8.13(火)

・休館日にカフェデッキで作業をしていると、ミカンの木にたくさんアゲハ蝶の幼虫を発見。大口さんと北嶋さんが合流して、数をチェックしてみました。ざっと数えても10匹以上の幼虫がいました。蝶々がデッキを舞う日は近そうです。


8.14(水)

・数日間の限定で、テイクアウトでカキ氷の販売がありました。イチゴミルクとミルクティー味の2種類。また来年、暑い夏がやってくるのが少しだけ楽しみです。


8.15(木)

・札幌の北海道立文学館にて「挿絵が僕らにくれたもの」展が開催されます。これを機に札幌・挿絵展に尽力している深谷さんがスマートフォンにチェンジ。これまでいつちぎれてもおかしくないボロボロの携帯を使っていたのに、「俺、今フェイスブック2つもやってるから"いいね!"って言ってよ。」と突然の進化を遂げていました。
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<郎さんに教えてもらう深谷さん>


8.16(金)

・アトリエに引っ越していった西岡さん。そろそろ荷物が片付いたか様子をみにいくと、西岡さんの机の横は、引越し前よりほんの少しだけ積み荷が減っていました。アトリエメンバーから合格点をもらうには、まだ険しさが感じられる机の下でした。
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8.17(土)

・今年も三鷹の阿波踊りに参加しました。当日は暑いながらも風があってとても踊り易く、女踊りも男踊りも各ユニットごとの踊りを存分に披露できました。仕事が終わって駆け付けてくれた仲間たちから、冷たく冷えた飲み物や、かち割り氷の差し入れに更に盛り上がる面々。祭りの後の静けさに、「今年の夏が終わった。」と、少しセンチメンタルになる松島さんでした。
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<美術館隊付近>
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<表彰式では板谷副館長もお勤めしました>


8.18(日)

・クッキーを作って下さっている工場に見学に行って来た市来さん。立派な工場で大きな機械がたくさんありましたが、人の手が加わって一つずつ丁寧に焼き上げられていることに、感動したそうです。


8.19 (月)

・先日からショップで発売が始まった、オリジナルスカーフ「天井フレスコ画」。横浜にスカーフの巻き方の講習会に行って来た高嶋さんと佐藤さんから、全員巻き方の手ほどきを受けました。普段カジュアルな格好の多いショップスタッフには全てが新鮮で、スカーフの多様な巻き方に興味津々でした。
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<男性スタッフも修行中>


8.20 (火)

・普段からお世話になっている農家さんの元を訪れたカフェスタッフ。以前、受粉作業のお手伝いに伺った桃農家さんに無事に実っているかを見せて頂きました。桃はきちんと実っておりほっと胸を撫で下ろします。一方、「くいしんぼうのカツサンド」や「アルパートさんのサラダ」などに使われているレタス農家さんでは、農薬をほとんど使用しないため育てる手間も多くかかり、粘り強い作業が想像されました。そのレタスのおいしさを生かした調理をしたい、と語り合いながら帰路につくスタッフなのでした。
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<レタス畑のレタスたち>


8.21(水)

・「お客さんがたくさん集まって何か見ていたから、僕も写真撮ってきたよ」と西川さんが見せてくれたのは、カマキリVSセミの画像。よくよく見ると、カマキリがセミに襲い掛かって食事をはじめている様子。あまり見たくない、と思う松島さんでした。
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<ちょっとホラーな画像>


8.22(木)

・東北ではすでに2学期がスタートしているようで、館内では修学旅行生の姿がちらほらと見られるようになりました。そろそろ夏の終わりを感じはじめています。


8.23(金)

札幌で開催される挿絵展の準備のため、展示スタッフの若者たちが準備をすすめています。たくさんの展示物を管理し北海道まで運ばなければなりませんが、どうやら台風が接近している様子...。展示の設営は9/1からはじまります。9/7(土)の会期スタートまで約1週間。さて無事に任務完了できるでしょうか。


8.24(土)

・閉館間際のカフェデッキで、何か一生懸命取り組んでいる小学生の男の子達。美術館で楽しみすぎて、夕方になり慌てて夏休みの宿題を始めたそうです。
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<何の本かな>


8.25(日)

・すこし暑さが和らいだこの日、さっそく秋の足音。カフェのトップライトやデッキにはコツンコツンと音を立てて葉っぱ付きのドングリが落ちてきています。お客様との会話も「あらっ、ドングリが!もう!」など秋の話題が増えはじめています。
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8.26(月)

・美術館に出勤したあと、外出した深谷さん。机の下になぜか左右それぞれ異なる靴が残されていました。ココにこの色違いの2足があるということは...?不思議に思った滝口さんが残されていた靴を写真に撮って、本人に送ってみました。
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すると外出先の深谷さんからこんな返信が届きました。
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片方の靴底が壊れたので、「あえて」だそうです。


8.27(火)

札幌での挿絵展は準備中。美術館と同じ空間の雰囲気をだすために、床や壁まで張り替えているそう。
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<まるでデジャヴ...>


8.28(水)

・カフェで人気の『山もりポテトのピクニックサンド』に使用されているジャガイモは、<北海こがね>という品種。フライドポテトにとても適した種類だそうで、ホックホクに仕上がります。食欲の秋、ぜひお試しください。


8.29(木)

・企画展示室にある<カタカタ映写機>。これを見ていた年配の男性は幼い頃のことを思い出したそうで、映画が好きで学校終わりに駆け足で映画館に向かったこと、映写技師のおじさんに使わないフィルムの切れ端をもらいしおりにしたことなど、くっきりとした思い出を懐かしそうに話して下さった。


8.30(金)

・夏の佐野くんは朝から滴るような大汗をかいています。早朝に届くショップの荷物を運ぶ間に何度もお着替えしていたのですが、今年はなぜか若干涼しげ。何か秘策をがあるのか聞いてみると、「"シャツクール"ですよ!いやぁスースーして気持ちいいっす!」と、ご満悦。快調に仕事をする佐野くんを横目に、しきりにタオルで汗をぬぐう新人の中村くん。先輩から何か学んでいるようでした。
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8.31(土)

・テイクアウトの朝一番の仕事といえば、お米炊き。6キロほどのお米を2回に分けて炊いていきます。小池さんから、「朝一番が米炊き、って、日本人としてなんかいいよね!」とさりげないエールをもらい大量のお米とがんばる木村くんでした。