三鷹の森ジブリ美術館企画展示
ジブリの森のえいが展 —土星座へようこそ—


ジブリの森のえいが展
©Studio Ghibli ©Museo d'Arte Ghibli

ジブリ美術館の企画展示が5月に新しくなります。
「ジブリの森のえいが展 ―土星座へようこそ―」

ジブリ美術館には、短編映画を上映している映像展示室「土星座」があります。

2001年の開館時には2本ではじまった映画も、その後少しずつ増えていき、これまでに7本の作品が揃い、年内にはさらに2本の映画が加わる予定です。
そこで、5月から始まる新企画展示「ジブリの森のえいが展」では、この個性豊かな7つの映画作品を、企画展示室にて、立体造形物やパネルを使ってご紹介致します。

それぞれ違った作風と魅力をもった作品たち。
日本民話が題材の"ねずみ"のお話があれば、長編映画と同じくらいの作画枚数で緻密に描かれた水の中での恋物語もあります。音や効果音が文字になって画面に現れる楽しい作品や、『となりのトトロ』のめいちゃんの、ある一日の不思議な体験を描いたお話。迷子の仔犬が身近な町を巡る物語に、児童書『いやいやえん』から生まれたお話では、子どもたちのごっこ遊びが夢一杯にふくらんでいきます。

これら勢ぞろいした多彩な作品を紹介した展示室は、まるでおもちゃ箱をひっくり返したよう。
あちこちにお話の魅力があふれ、楽しみ方も広がります。
それぞれの作風をいかして作られた立体造形物は、ながめるだけでなく、さわったり、腰掛けたりでき、お話の中に入っていける展示物も設けました。

今回の展示は、期間を前期・後期に分けておこないます。
前期(5/22~11/8)企画展示室では既存の7本の映画作品を立体物で紹介し、映像展示室「土星座」では、2週間ごとに上映作品を切り替え、短い期間でなるべく多くの作品をご覧頂けるスケジュールと致しました。
後期(11/20~来年5月予定)には、企画展示室の立体展示物の一部を、現在制作中の新作に関する展示物へと変更し、丁寧に紹介致します。「土星座」では新作短編映画の上映をはじめます。どうぞご期待ください。

たくさんのお話が少しずつ目の前に現れました。
次はどの映画を選ぼうか...。
そのヒントが、きっと見つけられると思います。

主催: 徳間記念アニメーション文化財団
特別協力: スタジオジブリ
展示期間:
[前期]2010年5月22日(土)~2010年11月8日(月)
[後期]2010年11月20日(土)~2011年5月22日(日)