2006年08月


08月01日(火)
8日のイベントの最終打ち合わせが行われた。美術館がオープンして以来、初めて夜にお客さまを迎えるイベントなので、その反応がとても楽しみだ。


08月02日(水)
朝礼にて、熊倉さんの後任で事務局長になった橋田さんより、新任の挨拶があった。

本日から「星をかった日」にかわり、「水グモもんもん」の上映を開始。夏休みに入り子どもが多いこともあって、観客の反応は上々で、あちこちに笑いが起きていた。セリフがないので、海外の方も楽しんでいる様子だった。「水グモもんもん」の上映は9月29日(金)まで。


08月03日(木)
短編映画にちなんだ展示を行っている2階ギャラリー。昨日から上映を開始した「水グモもんもん」の展示物が早速人気だ。映画を見て理解した子は、興味深そうに「もんもん」のパネルを見ている。中には、「ずいぶんマニアックな虫に目をつけたねぇ」という声や、「(お尻で息ができるから)口は何のためにあるの?」と、首をかしげたりする姿もあった。


08月04日(金)
出口小屋前のくぬぎの木に樹液が出ており、金子くんがオスとメスのカブトムシを一匹ずつ見つけた。みんなに自慢していると、堀口さんが「是非、譲って欲しい」と頼み込んでいた。お子さんと一緒に近所に行っても、なかなか見つからないとのこと。おかげでお子さんは喜んだそうだ。

ケーキハウスの制服が「幼稚園の制服に似ている」とお母さんに言われ、「本当だ! なんで大人なのに着ているの?」と反応する子どもに、三本さんは少し恥ずかしかったそうだ。


08月05日(土)
「土星座」にて、総務の小池さんが作ってくれた「階段に座れます」と絵付で大きく書いてある韓国語のご案内用紙を澤登さんがフル活用。お客様も「オー!」とすんなり入ってくれて効果絶大。小池さん、ありがとうございました。

本日よりカフェに新メニューが登場。一品目は「野菜畑の冷たいパスタ」。野菜がたっぷりのったパスタに、バルサミコ酢とレモン汁を使ったオリジナルソースで味付けた一品。二品目は「いろいろな色の夏ゼリー」。レモンゼリーをベースにシャーベットや桃のコンポート、ミルクのゼリーなどが入ったゼリー。どちらもさっぱりとした夏向けのメニューだ。


08月07日(月)
栄養ドリンクマニアの生江さんが最近はまっているドリンクがある。これを飲むと元気になり肌もきれいになる気がして、毎日のように飲んでいるらしい。でも、目の下のクマは取れないと悩んでいた。


08月08日(火)
「ジブリ美術館の夜」のイベントが開催された。夜の美術館を開放するのは初めての試み。しかも今回はお客様を大人のみに限定。
メインイベントとして、多くのジブリ作品の背景美術を手がけている男鹿さんの紙芝居映像「種山ヶ原の夜」の上映と背景原画の展示を行った。また、中央ホールで行ったアンサンブル・プラネタのコンサートでは、美しく響き渡るハーモニーに、館内中で熱心に耳を傾けている人が多かった。お客様からは「ゆっくり楽しめた。また開催して欲しい」という声もよく聞かれた。昼間とは違う落ち着いた雰囲気で美術館の夜の空間を楽しんでいただけたようだ。


08月09日(水)
北嶋さんが、出口小屋の金子くんに、朝清掃の方が見つけたオスのカブトムシを渡した。出口に置いておくと、小さい子が熱心に見ていて、福岡くんがプレゼントすると、とても喜んでいたそうだ。


08月10日(木)
石光さんのダイエット勝利を記念して、食事会が催された。メニューは焼肉。お店に小葉松さんと石光さんが先に着いたのだが、郎くんと角田さんを待つことなく、石光さんはファミリーセットとご飯を注文していたそうだ。小葉松さんによると、石光さんは「食べても太らない体質になったの」と豪語していたらしい。ちなみに、郎くんは角田さんに間違った地図を渡していたそうだ。


08月11日(金)
8日の休館日に、夏休み本番に向けて、久しぶりにパティオの井戸ポンプを取り替えた。早速、水の出がよくなった井戸に人が集まり、水遊び場になっているようで嬉しい、と北嶋さん。


08月12日(土)
本日より井の頭自然文化園・分園の水生物館にて“ミズグモ”が展示されることになった。『水グモもんもん』の主人公を実物で見られたらどんなに楽しいかと、自然文化園の方と話が盛り上がり、実現した企画だ。「なぜおぼれない? ミズグモや水生昆虫の呼吸法」というテーマで、水中の生物たちの生態を紹介しています。10月1日まで開催しているそうなので、まだ見ていない方は是非見てください。


08月14日(月)
トライホークスでは、“ロバート・ウェストール”コーナーの『禁じられた約束』『クリスマスの幽霊』が人気だ。また『雪女』も完売しており、夏こそ怪談という人が多いのかも。

短編映画の展示を行っているギャラリーで「星をかった日」のコーナーを見て、「夏休みの宿題、こんな風に作れば?」と言うお母さんをよく見かける。そろそろ宿題が気になる時期になった。


08月15日(火)
アメリカから来たお母さんと小学生の娘さん。入って来る時から興奮気味で、娘さんは白いトトロとネコバスのぬいぐるみを持参していた。ジブリ作品の大ファンという2人は、フィルム切符も千尋とハウルだったので、小躍りしていた。

終戦記念日の今日、「火垂るの墓」のイメージボードの前では「うちの親はギリギリ戦争に行ってなくて…」「うちは行ったのよ」というお母さん同士の会話が聞かれた。


08月16日(水)
テラスのみかんの実が大きくなり、「あ、みかんだ!」と気づく人が増えている。お父さんに抱っこされた赤ちゃんが、目の前にあるみかんの実をにぎにぎして長い間遊んでいた。

フランス人ファミリーの坊やが、館内を大暴れ。出口からひとりで脱走しようとして捕まえられたり、展示室内でもじっとしていられなかったり、とうとう迷子になって、お父さんにお尻を叩かれたのだが、本人はケロっとしていた。


08月17日(木)
スタッフが、2階テラスのベンチを見た50代くらいの男性から、筆談で「何ですか?」と尋ねられた。ベンチであることを書くと、「なぜ子どもたちがレバーをクルクル回すのか?」と不思議な様子。回すと音が出て面白いからと説明すると、納得したようだった。


08月18日(金)
屋上のうっそうと茂る草の間の小道を「ジャングルだー!」と走る子がいたり、ネコバスで遊びまわる子どもたちの歓声が途絶えない。残暑が厳しかったが、子どもたちは元気いっぱいだった。


08月19日(土)
「アードマン展」でお世話になったブリジットが来日していると聞き、中島館長、内野さん、安野くんが日本橋まで会いに行った。「アードマン展」の制作秘話について中島さんがインタビューすると、ブリジットは懐かしそうに色々と語ってくれた。
偶然にも今日は彼女の誕生日で、誕生日ケーキとプレゼントをあげるととても喜んでくれた。また、美術館スタッフも参加している三鷹阿波踊りを見に来てくれ、はじめて見る踊りにとても感激し、自身も「飛び入り連」に参加して踊りを堪能していた。


08月20日(日)
待ちに待った“三鷹阿波踊り”の2日目。今年も美術館スタッフは張り切って参加し、なんと「商工会長賞」を受賞。参加者全員が感無量だったそうだ。大胆にもジョニー・デップのメイクをして臨んだスタッフの深谷さんと松下さんをはじめとする男性陣は、汗でメイクが流れて「クモさまにハジアを飲まされた人みたい」と周囲の笑いを誘っていた。


08月21日(月)
トライホークスでのお話の会が大盛況だった。子どもたちは始まる前から聞く気満々。特に前列の小学生の子たちはムードメーカーになって盛り上げてくれた。石光さんが選んだ『ちょろりんととっけー』は少し長めのお話だったが、みんな最後までちゃんと聞いていた。


08月23日(水)
常設展示の絵コンテ室に新しい展示品が加わった。宮崎館主が、動きはじめの部屋のパノラマボックスを作る際に作った試作品だ。


08月24日(木)
中島館長と広報の田村さんが井の頭自然文化園にミズグモを見に行った。美術館帰りらしい親子が水槽を囲んで、「もんもんと動きが同じだー!」と言っていたそうだ。ちなみにミズグモは、水草がないと溺れるそうで、水の中の日常からして命がけだ。


08月25日(金)
ギャラリーの『水グモもんもん』のコーナーで、「アメンボさんには名前がないから、付けてあげようか!」というお母さん。「アメコにするー」という娘さんに、お母さんは「メンメンはどう? もんもんに対抗して」と名付けていました。


08月25日(木)
深谷さんは三鷹阿波踊りの疲れが取れていないらしく、日誌ネタを探している安野君に、「ホームランを打ったって書いといて」と意味不明なことを言っていたらしい。


08月26日(土)
井の頭自然文化園のミズグモを見に行った石光さんが、ミズグモだけでなく、ザリガニやウシガエルなど、ほかにもたくさんいた水生動物を面白がっていた。ちなみに安西さんたちが行ったときは、ウシガエルにエサをあげていたそうで、そのエサはなんとハツカネズミ。その日はウシガエルにとって特別のご馳走だったらしい。


08月28日(月)
朝一番にネコバスに来た姉妹だが、なかなか遊べない妹にお姉ちゃんがサツキになりきって、「めーい! おいでー!!」と呼んでいた。しばらくして妹の方がお姉ちゃんに「ねぇねぇ、サツキちゃん」と話しかけても、お姉ちゃんはサツキになりきっていたことをすっかり忘れてキョトンとしていた。なんとも可愛い姉妹だった。


08月30日(水)
土星座映画の前説で、鈴木さんが井の頭自然文化園のミズグモの話をしたところ、ウンウンとうなずいてくれる人が多く、メモをとる人までいたことに感動していた。『水グモもんもん』の上映中、大きな生物が出てくるたびに「あぶなーい! 逃げろっ!」と叫ぶ子どもたちがいた。また、アメンボ嬢ともんもんが手をつなぐシーンでも「次はどっちが食べられるのー?」と言う子がいて、淡い恋の話というより、弱肉強食の動物ドキュメンタリーとして見られていた。


08月31日(木)
屋上のロボット兵の前で遊んでいた男の子2人。一人が緑色のきれいな虫を捕まえると、もう一人が「きれーい! でも死んじゃってるかなぁ?」と、うらやましそうにジーっと虫を見ていた。すると虫を捕まえた子が「半分こね」と言って、スタッフが止める間もなく虫を半分こしてしまった。