2018年7月 


7月

7.1(日)

・「ガン!ゴン!ガンガン!」と大きな音が休憩室に響いています。総務の岡くんが冷凍庫で固まってしまった氷をアイスピックで細かく砕いているところでした。炎天下で立ちっぱなしのスタッフがすぐに使えるようにしてくれているのですが、クールな表情で勢いよくアイスピックを振り下ろしている姿は、力強いだけでなく、なんだか背筋がヒンヤリする雰囲気も漂わせていました。
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7.2(月)

・「タイガーモス号、いつもダンボールでつくってるんだ!」とショップにやってきた5歳くらいの男の子。タイガーモスのオリジナルクラフト腕時計の中のコックピットの中を見せると、「うん、よくできてる!」と、お褒めの言葉。タイガーモスエッチング模型もあるんだよ、と見せてあげると細かいところまでじっくり観察していたので、彼の次回作に期待、です。
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7.3(火)

・朝、ふと見るとカフェデッキの壁を頑張って登る幼虫がいました。この猛暑の中をどこまで登るのか「頑張れ...」と思わず声を掛ける三橋さん。夕方また見に行ってみると...なんと、サナギになっていました。しっかりと身体を固定し、酷暑に負けずに成長しようと努める姿に、もう一度「頑張れ!」と応援してしまう三橋さんでした。
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7.4(水)

・カフェの丹藤さんは、身長153cmの小柄な身体からは想像できないほど、モリモリととてもよく食べます。毎日お昼には顔の大きさくらいある巨大なお弁当箱にぎゅうぎゅうに詰まったご飯を頬張っています。カフェの仕事は体力勝負なので、エネルギー補給はとっても大事。そんな彼女ならこの夏も元気に乗り切りそうだなと、周りのみんなも頼もしく感じているのでした。
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7.5(木)

・7月から総務へ入社した井上くん。特技は将棋だそうで、アマチュア六段(!)、という実力の持ち主。試しに向かいの席の鵜木さんが勝負を挑んでみたところ、「秒で負けました...」「3回やって3回とも...」とのこと。比留間さんの息子さんからも、「あの、新聞にでてた詰将棋のこの問題、教えてください」と問われて、「ああ、これ難しいよね...」と、着任そうそう、何かと多忙な井上くんでした。
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7.6(金)

・いろいろな種類があるカフェデッキの植物たち。朝・昼・夕とお水をあげないと、土がカラカラになってしまう、暑い日が続いています。そんな時、活躍するのがこのジョウロ。「かわいい!」とお客様からも評判です。この日、山口さんが使っていると、「わたしもやりたい!」と3歳くらいの女の子が水やりをお手伝いしてくれました。ジョウロを持ってみると思ったより重くて大変だったようですが、一生懸命に助けてくれました。
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7.7(土)

・ショップの前の階段に大きなトンボがいるとのことで、虫取り網を持った宮本さんが登場。「そんなに大きいの?」と尋ねると、「あれ!あれ!"大王ヤンマ"!」と宮本さん。「...それはナウシカのでしょう...?!」と周囲から総ツッコミ。どうやら本気で間違えたようで、宮本さんが言いたかったのは"オニヤンマ"でした。外へ逃がしてあげると元気よく空に飛んでいき、その力強い姿に夏らしさを感じるのでした。


7.8(日)

・少しご機嫌ナナメな様子の3歳くらいの女の子。「あんなところに大好きなトトロがいるよ!」と、機嫌を直そうとお父さんが奮闘していますが、その想いとは裏腹に、さらに大泣きし始めてしまいました。女の子に理由を聞いてみると、「素敵なものは教えてもらうのではなくて、自分で見つけたかった!」とのこと。しかし後ほど2人を館内で見かけたところ、お父さんの手をグイグイ引っ張っり「あそこ見て!」とリードする、パワフルでご機嫌の女の子がいました。


7.9(月)

・地下一階にある展示ケースの中には、『毛虫のボロ』の紹介とともに、あるスタッフがモールで作った植物がおいてあります。植物の芽吹きから花が咲いたところまで、少しづつ成長していくというこだわりようです。その完成度に「私にも教えてほしい!」と、ひそかに生徒が増えているそう。そんな中、毎朝せっせと新作を作成中の先生。次回作は『毛虫のボロ』に出てくる、また違ったあるもの、だというウワサ。先生の作品を楽しみにしている生徒たちです。


7.10(火)

・長きに渡り試行錯誤を続けてきたカフェの新メニューですが、先日ようやく完成したとの朗報が。この日はカフェスタッフ向けの試食会が行われ、橋谷くんから調理方法やコツをレクチャーを受ける調理スタッフ。
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さらに料理の特徴やオペレーションなどを細かく検討し、メニュー名についてもアイディアを出し合っています。ピタリとハマるものをあれこれ模索している模様ですが、開始に向けてまだまだ悩みは尽きない様子です。
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7.11(水)

・目下調査業務に忙しい学芸の北山さん。机の上には大量の本が積まれていますが、日に日にその量が増えていきます。隣の席の厚樹さんが「ついに立って読みだした...」と突っ込むほど、夢中になって本を読み始めることも。熱心な北山さんらしい、と笑いが漏れていました。
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7.12(木)

・受付エリアに来て一か月が経ち、今日から業務日報を書くことになった雫石くん。無事に書き終えた感想を聞いてみると「ちゃんと書けてるか不安です...。」とのこと。でも読んだ先輩スタッフからは「字が読みやすくていい!」と太鼓判。上々の日報デビューとなった雫石くんでした。


7.13(金)

・1階常設展示室の「少年の部屋」に、新しい展示物が加わりました。『耳をすませば』の額(牢獄でヴァイオリンを作る職人)です。世界観そのままに、本当のバイオリンや楽譜も並び、この部屋の主は目下のところ練習中の様子。安西さんが作者の宮﨑敬介さんに展示しました、とお知らせしている電話を、周りのスタッフも浮き立つ気持ちで聞き耳をたてるのでした。
20180713.jpg<右上の額です、ぜひ近くで見てみてくださいね>


7.14(土)

・今日から2日間に渡り、三鷹市役所で開催される「みたか商工まつり」に出店しました。カフェのラムネやビール、ショップのオリジナルグッズを持参してショップの郎店長とカフェの木村さん。
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35℃近くの猛暑の中、2日間売り子として参加させてもらいました。暑さにくじけそうになりながらも、たくさんのお客様へ向けて声を張ります。そうして祭りが終わる頃にはすっかり真っ黒になった郎さんは、翌日には「あれからもう、日差しが怖いんだ...」とこぼしており、改めて毎日外で働く皆さんへ頭が下がる思いだとの感想でした。
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7.15(日)

・カフェ担当者とショップ担当者のデスクは向かい合わせになっているのですが、ショップの森田くんは、カフェスタッフの仕事が煮詰まっていそうな状況を察知すると、絶妙なタイミングでお菓子やパンを向かいの席へ差し入れます。その上、その反応に合わせて、「こんなのもあるけどいかが?」というさらなる提案までしてくれます。 その豊富なラインナップに、一体どこから出したの......?という疑問を抱きつつも、予想外のことが力になっているカフェスタッフでした。


7.16(月)

・小学3年生の男の子が、スタッフにジブリクイズを始めました。「"ハク"のフルネームは何でしょう?」「ラピュタに出てくるおまじないの呪文は?」などなど次々に出題。学校でよくジブリクイズの出し合いっこをしているらしく、その他にも次々難問を出されます。回答するスタッフも答えに窮する問題もあり、「え~と、なんだっけ...」とグッとつまる場面も。名誉を懸けて頑張りましたが、思わぬ鍛錬になったそうです。


7.17(火)

・草屋に打ち合わせにきた佐々木さんの足元から、ちょっと派手な柄の靴下を目撃した岩本さん。靴下といえば功刀さん。いつも一風変わった柄を好んではいているので、さっそく2人を引き合わせると「いっしょに写真を!」「靴下は消耗品だから」「楽しい柄がいいんだよね」とのことで、2人仲良く足を並べて撮影をしたそう。
180717.jpg<Yellow SubmarineとRed Roseなふたり>


7.18(水)

・どこからか、小学生の女の子の楽しげな歌が聞こえてきました。耳を澄まして歌詞を聞くと、「月・火・水・木・金・土・日~ 毎日楽しい夏休み~♪」。どうやら夏休みの歌だったようです。「まだ夏休みじゃないでしょ?」とお母さんに言われながらも、もうすぐやってくる夏休みに胸踊る様子の女の子でした。


7.19(木)

・暑い夏を乗り切ろうと草屋ではそうめんパーティーを開催。持ち寄りのおかずとたっぷりの薬味で食べるそうめんは格別でした。この会の本当の目的は、7/1から展示に加わった中島さんの歓迎会。様々な質問攻撃でいじられまくっていましたが、スマートに答えヒョイヒョイ交わしていく中島さん。まだその牙城を崩しきれていないので、これからの毎日に期待が集まってます。
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7.20(金)

・柳葉さんが、カフェのケーキを作っているフラワールームに配属されて約2カ月が経ちました。ショートケーキを黙々と作る姿にすでに貫禄と落ち着きを感じますが、声をかけると「緊張しながら作っています...生クリームは難しいです。」と、張り詰めた気持ちで取り組んでいる様子。しかし先輩の肥田木さんからは、「スジが良い。」とシンプルなお墨付きが出ていました。
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7.21(土)

・今年もショップにて、夏休み期間中だけのワゴン販売が始まりました!毎年ご好評いただいているのが、アメのつかみ取り。この日のワゴン担当は永野くん。「もっと取れます!」「いいですよ!」「お~~~すごい!!」と、ショップの店内にまで永野くんのお客様への声援が響き渡っています。その甲斐あってか(?)、あめのつかみ取りはこれまでにないにぎわいとなりました。初めての方も、やったことのある方も、美術館に来た際にはぜひトライしてみてください!
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7.22(日)

・カフェのバックヤードでは毎日セミの大合唱が鳴り響いています。あるスタッフが、「私の地元ではセミの幼虫のことを"ノコノコ"って呼ぶんです。」とポツリ。その話に惹かれた田中さんが興味をもって調べはじめると、全国津々浦々、様々な呼び名が存在するようで、"ドングリ"や"ワンニャコ"などユニークな通称がたくさん見つかりました。普段はあまりセミへの思い入れはなかった田中さんも、通り名の数々に彼らとのつきあいの深さを感じ、なんだかまなざしが優しくなるのでした。


7.23(月)

・夏休みになると、年に一回毎年この時期に来ているというご家族からの声をいただくことが多く、「毎年新しいTシャツを買うのが楽しみで。」という方や「アメのつかみ取りを今年もします!」という方など、様々な声を聞きます。この日は、さっきネコバスで遊んできたという親子がショップを訪れ、「ネコバスと子どもの大きさの対比が、毎年変わっていくのが面白いんです!」と教えてくれました。成長を感じる場所のひとつに選んでもらえるなんて、何より嬉しく思う阿部さんでした。


7.24(火)

・学芸チームは8月に入ると引っ越しの予定なので、ここ最近はせっせと準備をすすめています。しかしメンバー全員、注目は伊藤さんのデスク。そう、伊藤さんは物が捨てられないタイプゆえに、私物が多め。「これを機に断捨離ですね!」と皆から言われ、「...う。うううう」と唸る伊藤さんでした。
20180724.JPG<こちら新しい机を組み立てる伊藤さんと厚樹さん>


7.25(水)

・休憩室にて、毎年恒例のかき氷コーナー「小池屋」が開かれました。(※小池さんがやってるので小池屋、なんです)その日の夕方のこと、ふらりとやってきた井上くんが氷を削ってもらうと、そばに置いてあった差し入れのスルメイカをおもむろにトッピング。その一部始終を目撃した岡田さんが「あの...今、スルメのせました...?」と恐る恐るきくと、「一度試してみようと思いまして。けっこう美味しいですよ」と余裕の返答。彼の奇抜なチャレンジに、周りからは「やっぱりアマチュア名人戦優勝者は違う...!」「さすが将棋有段者...奥の手。」と驚嘆の声が挙がっていました。
20180726.jpg<イカき氷>


7.26(木)

・ショップの山本さんと山崎さんは身長がまったく同じ150㎝で背格好がとても似ており、身に覚えのないことでお客様から「さっきはありがとう!」と言われたりと、間違えられることもしばしば。そんな2人の最近のブームは、スタッフに気づかれないようにサッ!と入れ替わりビックリさせるというイタズラで、「変わり身の術」と称し、ことあるごとにスタッフを驚かせニヤニヤしています。皆様、お気を付けくださいませ。20180727.jpg


7.27(金)

・3人の新入社員を研修を担当する伊神さんから、「いい画像が撮れました」との便りが。岡くん、中島くん、井上くんの3人の新入社員が、偶然にも揃いもそろって同じ服装で現れたそう。研修は、各部署長からどんな仕事があるのか概要を教えてもらうものでしたが、先輩たちは全員「?」と一旦は思ったそう。
2080726.jpg<なぜかやる気に満ちてます>


7.28(土)

・「滝口さんに、『足元に違和感はありませんか?』と伝えてください。」と内野さんから電話が。ある打ち合わせから戻って来た滝口さんの足元を見てみると、朝履いていた靴とは違う靴を履いて現れました。内野さんと打ち合わせをしていた畳敷きの部屋から先に出たため、無意識に内野さんの靴を履いて出てきたようです。それにしても...靴の色は、紺と白。また一つ、滝口伝説が生まれた瞬間でした。


7.29(日)

・本日は午後から夜遅くに雨風ともにピークを迎える台風の予報。しかし安西館長も渡辺事務局長もお休みなので、責任者は郎店長。「いやーおんぶにだっこで...」と言いながらも、強い味方の石光さんと小川さんに挟まれ、後ろからは施設の北嶋さん、とベテラン勢に囲まれ、八方敵無しですすむ主人公状態の郎さん。真摯な姿勢で統括し台風の備えはスタッフ一丸となって行われましたが、「まず寝ぐせ直せば...」と小林さんは思ったそうです。
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7.30(月)

・カフェ喫茶室では、新メニューが開始されます。「よくばりさんのチキンクリームパスタ」の名前のとおり、炭火で香りをつけたレアモモ肉は歯ごたえバツグンで、口の中がいろんな味と歯ざわりで満たされる一品です。あさってからですが、どうぞお楽しみに。


7.31(火)

・ラムネのワゴン販売は連日の暑さもあり、大盛況となっています。今年は新スタッフの鈴木さんが売り子として奮闘中。 そんな鈴木さんに、3歳くらいの男の子が「みて~!セミの"なきがら"~!」と言いながらセミの抜け殻を持ってきたそう。かわいい言い間違いに思わずお母さんと一緒に笑ってしまったのだとか。暑い中でもお客さまから元気をもらって楽しんでいるようでした。
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