美術館日誌 2022年4月 - 三鷹の森ジブリ美術館

2022年4月

4.1（金）

・今日から新年度スタートです。4月のえいがは『水グモもんもん』。ひたむきなもんもんですが、"水グモ"とはどんな生き物か見たことはありますか？クモなのに水の中でどうやって生きてるのでしょうか。お隣の井の頭自然文化園では、本物の水グモが見られるので、ぜひ映画と合わせてご覧ください。
＜井の頭水生物園にいます＞

・今日から事業部長に小椋さんが新しく着任し、事務所にはジブリに行っていた雫石くんが戻ってきてくれました。それぞれ頼もしい経験を持った仲間が加わり、ますます美術館は一丸となっていけそうです。できる限りのことは頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
＜ご挨拶にまわる小椋さん＞

4.2（土）

・まるで本物のソフトクリーム。実は羊毛フェルトでスタッフが手作りで作っています。日中もぽかぽかの春の陽気になり、ソフトクリームも大人気です。味はミルク・チョコ・ミックスの3種類。美味しいソフトクリームを食べるとき、羊毛フェルトのソフトクリームにもご注目ください。

4.3（日）

・桜とドングリカステラが両方楽しめるのは今日が最後になりそうな、花散らしの空模様。でも本日も井の頭公園側の門を開けて、週末恒例屋台は元気にやっています。

4.4（月）

・本日は、新しい企画展示のお知らせを発表しました。
「未来少年コナン」展　ー漫画映画の魅力にせまる！ー
5月28日からはじまります。ただいま毎日展示チームはああでもない、こうでもない、と悩みながら準備をすすめていますのでお楽しみに...。
＜アーヤと魔女展は5月15日（日）までです＞

4.5（火）

・顔を干されている方が窓辺にみえますが、本日は休館日です。

4.6（水）

・パティオにキンカンがたくさん実ってます。キンカンのオレンジ、新緑の緑に、ガゼボの赤...。そんな鮮やかな光景の中、「びしょびしょでネコバスに入れなくなるよ！」とお母さんにとめられるまで、一心不乱に井戸を漕ぐ子どもたちでにぎやかなこの季節のパティオです。

4.7（木）

・手すりの色が変わる階段......？。ではなく、実はステンドグラスと陽の光によるものです。季節と時間と天気の気分次第ですが、時々カラフルな階段が現れます。

4.8（金）

・だんだんと温かい日が増えて、「少女の部屋」も冬仕様から衣替え。暖かそうなカーディガンから、春らしい刺繍があしらわれたひざ掛けに。ささやかですが、展示室でも春を感じていただけるよう模様替えをしています。

4.9（土）

・朝、開館の準備をしていると、外壁のツタにカナヘビが。暖かくなって、冬眠から目覚めたのでしょうか。昨年の秋ごろ、同じ場所でカナヘビを見かけているので、同じ子かなあ、よく眠れたかなあ、と
朝からほっこりしたスタッフでした。

4.10（日）

・ショップにディスプレイされたカオナシたち。瓶の中にカオナシが入っていたら面白いかなと思った三野さんの手によるものでしたが、ほかのスタッフから「ピクルスみたいだね」と口ぐちに言われ、にんまり笑うピクルスにしか見えなくなってしまったそうです。ちなみにこの笑うピクルスたちは子どもたちに大人気です。

4.11（月）

・新展示の準備が急ピッチで進んでいます。展示チームにメモをもらうと、罫線がコナンのモリになっていました。

4.12（火）

・かくれんぼが上手な芋虫を発見。トビモンオオエダジャクの幼虫かと思われます。気付いたらこんなところにも、春を感じます。

4.13（水）

・木漏れ日が気持ちのいい天気ですが、イヌシデの花が大量に降ってきています。落ちてきた黄色の花をあちこちにつけている外エリアのスタッフが、「顔に何かついてますよ」と、お客さまに取ってもらう毎日です。

4.14（木）

・手作りのブレスレットを着けていた、ネコバスで遊んでた女の子。「もう一個あるから、お姉さんにもあげる！」とプレゼントしてくれました。早速腕につけてみたのですが、サイズの関係で残念ながらネコバススタッフの腕に入らず...。そこで、毎日目にするノートに大事にしまうことになりました。

4.15（金）

・カフェ店内に飾られている大島桜。他の桜と違う特徴を、お花屋さんが教えてくれました。大島桜は、葉っぱが出ると同時に花が咲くのだそうです。カフェではぜひ店内のお花もお楽しみください。

4.16（土）

・ショップのガラスコーナーに走ってきた幼稚園生くらいの男の子。ラピュタの要石のペーパーウェイトを見せてほしい、とのこと。お渡しすると「いや～、これはくさびがた文字だねぇ」と大人のような口ぶりでひとこと。スタッフが驚いていると図鑑に書いてあった、と教えてくれました。いつかラピュタのような高度な文明を担うであろう、その背中を見送るショップスタッフでした。

4.17（日）

・土日祝限定の敷地外から利用できる屋台に、今日は「森の地図スタンプラリー」台紙が置かれています。玉川上水周辺のお散歩モデルコースや周辺の施設が載っていて、12の施設でスタンプが押せるそうです。

4.18（月）

・新展示準備の舞台裏をお届けしようと展示チームの周りを探ると、手でチャンネルを回すアナログなテレビの色を調整中でした。懐かしいと感じる人、初めての操作になる人、とスタッフの感想も様々です。

4.19（火）

・イメージボードや背景画など、目を惹くものがたくさんある常設展示室。天井にはプテラノドン、飛行機、花束などなど...。意外と気が付かずに行ってしまう方も多いのですが、上も下も右も左も、いつもと違う目線で部屋を見ると何か新しい発見に出会えるかもしれません。

4.20（水）

・1月から成長を見守っているピンポンの木の実。だんだんと色が変わってきました。ある場所の階段の踊り場にありますので、よかったら探してみてください。

4.21（木）

・ここのところ、晴れの日と雨の日が交互に続き植物たちの新芽がゾクゾク生えてきています。冬の間葉を落としていたミカンからも新芽が。「今年もどうか豊作になりますように...！」とお願いしつつ、ミカン好きスタッフたちが注意深く見守っています。

4.22（金）

・「未来少年コナン」展のコナンが「名探偵コナン」を楽しみにしていたら...。

名探偵の彼も興味をもってくれました！
https://twitter.com/conan_movie/status/1517088608146321408?s=20&t=qBk3uykvjNiCFhlMRdXvoA

4.22（金）

・お天気の良い日、中央ホールで上を見上げると...。なんと天井扇が2つに増えています。2倍キレイに感じる発見でした。

4.22（金）

・ショップでは、美術館だけのオリジナル柄Ｔシャツが新発売になりました。新しい柄のTシャツは、オンラインショップで「季節のオススメ」にもなっています。今年も半袖の季節は、すぐにやってきそうです。

4.23（土）

・今日から京都で始まった、「鈴木敏夫とジブリ展」。出口に置いてあるチラシが大人気です。赤い千尋のついたチラシを手に歩いている方を駅周辺で見かけると、美術館からの帰り道かな？とと、また来てくださいね...、と心の中で思うスタッフくでした。

4.24（日）

・土日祝日限定屋台のドングリカステラ。小さな子が握りしめると、とっても大きなカステラになりました。大人の大きな手と見比べてみてください。

4.25（月）

・新展示「未来少年コナン」展の展示室のパネルの色が「うすたまご色」に決まりました。展示模型に「たまご」と印がつけられています。丈夫な素材が使われるので、もちろん触っても大丈夫です。

・5月10日の発売から、チケット発売日が変わり、元に戻ることなりました。毎月10日の10時に、翌月一ヶ月分のチケットを発売します。

4.26（火）

・本日は休館日。ツツジが今よ盛りとばかりに咲き誇っています。緑がサワサワと風に吹かれて、鳥の鳴き声が聞こえ、「あーもうすぐ5月だなあ」と実感します。(新展示準備チームからは「ぎゃー、もうすぐ5月だ」との声が聞こえる頃...)

4.27（水）

・昨夜の強風により、外壁をおおうツタの一部がはがれてしまいました。こんなにきれいにベロりとはがれるのかと驚いたり、安全確認をしたりと朝からスタッフも大わらわです。

でも作業員さんたちの尽力により、剪定作業は午前中のうちに無事に終了しました。
はがれてしまったツタは、出口で本日のお客様と近隣の皆様へ、ささやかな思い出プレゼントをすることになりました。